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Channel: IKE-Pの釣れづれ日記
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諏訪湖のワカサギに思う

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昨年は与田浦でハクレンが大量死したニュースがありました。過去には黒部川や野田奈川でも魚が大量死したことがあります。いずれも高水温期に何らかのきっかけで水中が酸素不足に陥ったことが原因と思われます。なので、この手の魚の大量死というのは水温が高温になりやすい低地の水域が多いものだとばかり自分は思っていました。

ですので、7月下旬に長野県の諏訪湖でワカサギが大量死したというニュースを聞いたときは非常に驚いた。

あわや全滅かと懸念された諏訪湖のワカサギですが、その後の調査でおおよそ1/3に減っていると推定されています。全滅ではなかったにせよ、激減してしまったということになります。地元関係者の落胆たるや相当なものがあるのでは・・・。

今後、諏訪湖自体でのワカサギ釣りも何らかの制限を設ける可能性があるとのことです。そもそも、釣果が落ちれば釣り人の数自体も減ってしまうかもしれません。

ワカサギ釣りは近年冬場の釣りものとして人気があります。今では全国各地にワカサギ釣りで賑わうフィールドがあるわけですが、相当数の湖が諏訪湖産のワカサギ卵を購入して放流に充てているのが現状です。今後、各地へのワカサギ卵の供給量が減少するようなことになると全国的なワカサギの釣果に響いてくる恐れもあるということです。

近年、日本の気候も変化し、気温も上昇してきています。夏季には猛暑日に見舞われることも多くなった。一方、湖沼では年々泥や有機物が湖底に堆積してきています。頻繁に起こるものではないといえ、今後は今まで以上に内水面で魚の大量死が起こるケースが増えてくるかもしれない。

温暖化は地球レベルの話なのですぐにどうこうできる問題ではありませんが、せめて湖底の堆積物に関しては、数年に一度浚渫してみるなどして少しでも除去できるように出来ないものだろうか。諏訪湖に限らずですけども。

自然湖で長年バス釣りをしている人、感じませんか?昔と比べて随分浅くなったと感じる場所が多くなったなぁと。数年後にはもうボートで進入していけないんじゃないかと思えるような場所、結構ありますよね。

ちなみに諏訪湖はコスト面の問題等で浚渫は行われていないそうです。一方、千葉の印旛沼などでは湖底の堆積物を除去するための浚渫が行われています。結局はコストの問題なのかもしれないけれど、ワカサギが大量死するといった経済面での打撃を考えたら、検討してみてもいいんじゃないかと思うのですが・・・。

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