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Channel: IKE-Pの釣れづれ日記
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篠塚亮プロ、悲願のクラシック制覇!2

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昨日もお伝えした通り、今年のプロトーナメントの集大成、JBジャパンスーパーバスクラシックは篠塚プロの優勝で幕を閉じました。

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今年のクラシックが北浦開催であることを知り、シーズン序盤から「クラシックの参加権を何としても得たい」と篠塚プロは公言していました。北浦開催ならば自分に優勝のチャンスがある、とも。今回の優勝はいわば、篠塚プロが今シーズンの最終目標としていたものでもあります。あまりにも高い目標と思えましたが、結果として、狙って取った。

ただ、綱渡りだった。篠塚プロの当初の予定ではシリーズ前半のアウェー戦を何とか持ち堪え、得意なフィールドでもある後半の桧原湖、北浦戦で上位を狙い、年間順位を上げるというものでした。そして前半のアウェー戦で幸運にも上位に入り、貯金を持ち合わせた上で優位に望めたはずの後半戦、桧原湖、旧吉野川と予選落ちを喫するという当初の予定とはまるで逆の展開で年間レースを終えた。結果は年間13位。クラシック参加権の10位以内には入れなかった。しかし重複して参加権を得た選手がいたことで、繰上げとなった。まさにギリギリ出場枠に滑り込んだ。

そしてクラシック本戦においても、2位の選手(JB霞/渡辺プロ)と同一ポイント、重量勝ちで得た優勝でした。もしも初日、700g級の魚を1本でもミスしていたら優勝カップを手に出来ませんでした。2011年のクラシックに続きまたしても準優勝止まりで終わるところだった。ちなみに今大会は2日間にわたり1本のミスもなかったそうです。だから本当に、ギリギリの参加権獲得、ギリギリの優勝だったのです。何か1つでも欠けていたら叶っていなかった夢。それを狙い、その為の努力をして、遂には手中に収めてしまったのだから、これはもう本当に凄いとしか言いようがないのです。

篠塚プロはよく霞水系は地元と記されますが、実際のところシーズン中はローカルアングラーの方が湖上に出ている回数は多いかもしれない。全国各地を転戦するTOP50シリーズが始まると、おいそれと地元のフィールドに浮く時間もそう充分には取れないものです。

そんな中で地の利を生かす為、篠塚プロはオフシーズンに湖上に出ています。時には魚探掛けに終日を費やす。普通の人ならあまり気にも留めないようなちょっとした地形変化なども多くGPSに入れていく。きっとポイントとしては一級じゃない。でもだからこそ他の人はあまり狙わない。そのためポイントのバッティングに左右されない。そもそものポテンシャルの低さは似たような場所を多く回ることで可能性が上げられる。

こんなことを書くと、やっぱり地元ならではの強さなんだろうと思う人もいるかもしれません。でも理由はそれだけではありません。

そもそも今回のクラシックにしても、東関東道下のテトラ帯というメジャーポイントを主戦場にしています。誰だって目を付ける場所だし、事実、他のプロだって多く浮いていた。しかし、34名の大会だからこそ機能しうる場所だった。

そしてある時には、スタート順が早いと見るや、スタート地点からほど近い石積エリアに直行してアッという間にリミットメイクを果たして上位に入ったこともある。

マイナーポイントを数多く持っているのは篠塚プロの強さを語る上でほんの一面に過ぎない。本当に凄いのは、臨機応変にメジャー場所をも積極的に活用する柔軟さにある。

今回のクラシックは、上位1位2位が地元の人間だったということもあり、地元強しの印象を持った人が多かったかもしれませんが、自分は今回の大会はアウェーの参加者でも勝てる可能性が高かった大会だったと思っています。事実、四国より参加の石川プロは素晴らしい成績を上げました。そして上位に入った選手たちの狙いは北浦の山田ワンド、蔵川ワンドといった定番場所、下流域のテトラというのも低水温期のセオリーです。ヘラ台なども誰の目にも留まる。今回、誰も知らないようなマイナースポットを活用させて上位に入った選手がいません。裏をかくような戦略が必要だった大会ではなく、誰しもが知っている場所でのガチンコ勝負だったように思います。決して地元優位だった大会ではないように思います。

今回の大会が終了し、私が運営本部に挨拶しに行くと、堀内さんはじめ多くのJB関係者から「スミスさん、良かったね」と祝福の言葉をかけられました。篠塚プロの優勝は、スミスのロッドが掴んだメジャータイトルでもあります。サポートプロによるメジャー制覇は、私をはじめ、スミススタッフの長年の悲願でもありました。

川又プロのTOP50最終戦優勝の興奮も冷めやらぬまま、またしてもこんな大きなニュースがあるなんて。私自身も非常に驚いていますが、とにかく嬉しいの一言です。

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利根川の消波ブロック増加中

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現在、利根川では何箇所かで大掛かりな工事が行われています。栄橋下流(茨城県側)では大掛かりな土手の改修が進んでいますし、水郷大橋周辺(千葉県側)では消波ブロックの埋設作業が進んでいます。

消波ブロックの埋設ってどうやるの?と思う人も多いかと思いますのでここで紹介します。

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台船からクレーンで降ろす、が正解です。

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台船の上にズラリと並ぶ消波ブロック。

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これを1つずつクレーンで吊るし、川に沈めていきます。

今回入れられている消波ブロックは、技研興業製の「六脚ブロックA形」という消波ブロックです。ピラミッドのように水面から顔を覘かせているのはチスイというメーカーの「中空三角ブロック」。バス釣り的にはどれもこれもテトラと呼んでしまいがちですが、厳密に言うとテトラではないのです(「テトラポッド」というのも不動テトラ社の製品名です)。

話を元に戻します。利根川では河川敷や周辺の土地に、消波ブロックの置き場があります。そこからダンプでブロックを現場まで運び、それを台船に乗せ、台船から川に入れる、という流れです。

昨日は川又プロ、石井プロと利根川に出ていて、消波ブロックの話題になりました。利根川には色々な種類の消波ブロックが入れられているけれど、どうやって種類を決めているんだろう?という点です。流速や深さ、底質によって決めているのかな?いや、そうではないです。私の見解では「地域によって違う」です。各地域の行政が業者に工事を発注する。その業者が取引のあるメーカーの消波ブロックを用いる。

川又プロとの会話で私もハッと気付かされたのですが、千葉県側では消波ブロックが多く、茨城県側ではフィルターユニット(網石)が用いられることが多い。震災後は特に、茨城県内の内水面ではフィルターユニットが入れられることが多かった。

そして霞ヶ浦水系のとある流入河川などでは、川岸の整備に際して、護岸整備されている中で、部分的に矢板で整備される区間があります。これなどは自治体ごとに対応が異なる点を裏付けています。予算の多い地域ほど護岸やテトラ、そうでない地域ほど矢板やフィルターユニットが使われる傾向が多いような気がしています。

さて、利根川の工事ですが「何で今頃?」であるとか「これ以上ここにテトラを入れても変わらないだろう」という見方もあると思います。釣り人は川を広い範囲で見ている。ここにテトラを入れるよりもあっちの方に入れた方が良い、と全体を見てしまいがちです。

これもまた、簡単に言えば地域ごとの対応の違いであると言えます。下流域ほど地盤が緩く、震災の時にも土手の損壊が激しかった。また周辺人口の多い地域ほど、防災に対する予算はしっかりと確保される。特に今年は大型台風が続けて来たこともあって利根川もだいぶ増水しました。行政としては、利根川の氾濫は何としても避けなければなりません。

となると必然的に、利根川、特に下流域の工事は大掛かりなものが続くわけです。釣りを楽しまれる際はくれぐれも工事現場周辺には立ち入らないようにして下さい。

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見えないピンク

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私は昔から蛍光の色付ラインが嫌いでした。クリアー、もしくはグリーンやブラウンといったカモフラージュ系のラインでないと信用できない。

例えばタチウオなどは色付のラインに噛み付いてくるといいます。私自身は幼少の頃、友達が木綿の糸にスルメを結んでザリガニ釣りをする中で、ナイロンテグスを使って圧倒する尾数のザリガニを釣っていた。やっぱり色付のラインは獲物から見えているんだとはっきり感じていたのです。

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現在、ライトリグによるシャローゲームにはサンラインさんのFCスナイパーBMSというラインを多用しています。このラインはクリアーの途中に、オレンジやピンクの区間がある。そのため魚がバイトが見て取れる。これが水郷エリアの釣りにおいては大きなアドバンテージになる。

ただ、リグを作る際には少し気を使う。フックは必ずクリアー部分に結ぶようにしています。フックの直前部分がピンクやオレンジではマズいだろうと思っているからです。また、同様の理由によりダウンショットリグを用いる際にはBMSは使いません。クリアー部分にフックを結んでも、下糸部分にカラーの部分が来てしまう。それが嫌なのです。

ところが先日「釣り情報」という雑誌を読んでいて驚いた。何と海釣り用のハリスにピンク色のものがあるというのです。道糸ならまだしも、ハリスがピンク?!そりゃ絶対に魚の喰いに影響するだろう!と思いましたがどうやらそうではないらしい。

何と、鯛類から見て最も見えない色を研究していったらピンクに行き着いたのだそう。人間からしてみればピンクというのは明らかに派手な色です。目立つ。まさかピンクが魚から見て最も見えにくい色だったなんて(バスではどうだかわかりません)。ちなみにそのハリスもサンラインさんの製品だったので、フィールドテストで問題ないこともちゃんと検証したものと思います。

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そういえば、スモールマウスバスはクリアーピンクが良く釣れると言われています。私もそう感じる。でも、てっきりその派手さゆえに魚のスイッチが入りやすいのだろうと思っていましたが、もしかしたら全く違う理由で良く釣れるのかもしれませんね。

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怪しいポーク使い

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男は箱の中にいくつものビンを保有していました。そのビンの中身は何か生き物の体の一部を培養しているかのようでした。時には怪しい白い粉を混ぜ込んだかと思いきや、中身を取り出しては木槌で叩いてみたりもしている。やがて男は「いい按配になってきたな」と微笑んだ。

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ほら、こんなにイイ感じ(笑)。ポークには熟成させる楽しみがある。でも、傍から見たらかなり怪しい光景です。

バス釣りをしない人から見たら、これは一体何に見えるだろう。豚の皮で出来ていると知ったら、それはエサではないのか?と言う人もいるかもしれない。

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ポークは持ち歩くにも不便だし、しばらくロッドにぶら下げておくと干からびてダメにしてしまう恐れもある。手で触ると油ギッシュだし、汚れる。出来ることなら使いたくないシロモノでした。

ただ、私は印旛沼育ちです。牛久沼もよく行った。当時、アシ撃ちといったらスタンレージグにポークを付けるのが王道でした。私はスーパーグラブも好きでしたが、アシに絡み付いてしまったり、消耗という面を考えるとポークの方が取り扱いしやすいものでした。チャプター戦でも幾度となくシングル入賞に繋がり、その自信をますます深めた。特に私が多用していたのはスタンレージグのブラウン/オレンジ。それに組み合わせるポークはNo.11のオレンジスポット。それが私のお気に入りでした。

一方、亀山ダムではブラック/ブルーのポークフロッグが馬鹿当たり。3月でまだちょっと時期尚早かと思われた釣行だったのですが、同行者が皆ほとんど釣れない中で私一人がグッドサイズばかりを7~8本釣り上げたことがある。この時は黒のラバージグと組み合わせて、ゴミ溜まりの中を釣っていました。ブルーのポークがこんなに釣れるだなんてかなりの衝撃を受けた。

ただ、この頃はまだジグ&ポークはカバーで使うもの、というイメージがあった。

時は流れ、スモールファインラバージグが台頭します。キャリラバ、ジョルジオバナム、ロッドストレーナー等。これらにはNo.101のスピニングフロッグを組み合わせてみました。ジグはオープンウォーターでも釣れるんだ、と知った。河口湖の鵜の島沖ディープでは、フットボールジグ+スピニングフロッグを使うと、数は釣れないものの良いサイズが釣れる。河口湖のトーナメントでは必ずジグ用のタックルを準備していました。

でも徐々に、ポークの出番は減っていった。まず、ケイテックさんのカスタムトレーラーが発売された時、私の中でNo.101の活躍の場が消えた。アシ撃ちは、ジグよりもパドルテールのテキサスリグを多用するようになった。その方が奥の奥まで攻めやすかったから。

使われなくなったポーク達。私のポークは、ビンの中でもう何年その出番待ちを続けているだろう。

もし、私と同じようにすっかりポークを使わなくなってしまったという人がいらっしゃいましたら、一度お手持ちのポークを確認してみて下さい。いつの間にか中の液が揮発して、危うく干からびてしまいそうなポークがあるかもしれません。私は3ビンほど、スカスカになりかけていました。

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11/23 今日の水郷

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今日は水郷に行ってきました。今回はオカッパリです。冬の釣りではボートよりもオカッパリに分があります。例年行っている作業なのですが、冬に狙うつもりでいる越冬場所にどの程度魚が入ってきているか、晩秋のうちに探っておこうというわけです。冬になるとただでさえバイトが遠い、そんな中で「ここには絶対にバスがいる」と信じきれるかどうかでモチベーションが全く変わってくるからです。

今日は風も弱く、まずは茨城県某川の南岸の沈みテトラへ。早起きしたおかげで一番乗りできましたが、やがて後続者も次々に入ってきました。昔はテトラ帯を独り占めでいい思いが出来たけれど、なかなかそうもいかない時代になりました。

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ここではゲーリーオケラのダウンショットでブルーギルが連発。ちなみにここ数年、ブルーギルはあまり釣れなかったです。てっきりキャットフィッシュに喰われて大きく減少したと思っていましたが、今回はブルーギルのバイトが非常に多かったです。放っておくとオケラを飲み込んでしまうほど喰いも良く、季節的にはまだ秋、と判断しました。一方、バスらしきバイトも何度かありましたがスッポ抜け。

続いて同川の北岸の沈みテトラ帯をチェック。この場所も最近はメディアに晒される機会が増えてしまい、オカッパリもボートもひっきりなしに出入りがあります。但し、この場所の魚は回遊型が多いためタイミング次第で連発することもある。

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まずはスパイニーシャッドのダウンショットで35cmをキャッチ。続くかも?と期待しましたが今日は駄目でした。

その後は千葉県某川の下流部をチェックしに行きました。これまで冬の場所とは認識していなかったエリアですが、震災復旧の土手の改修工事で、岸沿いにジャカゴが増えた。ジャカゴ際の水深があれば冬に魚が着く可能性がある。どれどれ・・・う~ん、浅いな。残念。

自分はこれまで自分の足で水郷エリアの開拓に精を出してきましたが、震災後の地形変化と工事によりリセットされた感があります。浅くなってしまった場所、テトラが入った場所、フィルターユニットが入った場所、土手がジャカゴになった場所、新たに整備された垂直護岸、などなど。

これらを再びインプットするのは大変な作業だし、相当な時間が掛かるかもしれない。でも、開拓は新しい発見の連続だったりもする。楽しみながら進めて行こうと思います。

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W優勝

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先週行われたJBジャパンスーパーバスクラシックに優勝した篠塚プロ。何と、本日開催されたK'sカップでも優勝してしまったそうでその勢いが止まりません。

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K'sカップはプロトーナメントではありませんが、腕自慢のローカルアングラーが多数参加するトーナメントです。内訳はわかりませんが、オカッパリ部門、ボート部門合わせて300名を超えるエントリーだったとのことですから、ある意味霞水系で最大規模のトーナメントなのです。参加人数が多ければポイントのバッティングなども多発するため、いくらプラクティスで好感触を得ていたとしても思い通りのゲームプランが展開できるとは限りません。そういう面でも難易度の高いトーナメントと言えます。

が、波に乗る篠塚プロには全然関係なかったようですね。

さて、篠塚プロはレインというメーカーの社員でもあります。そんな、レイン製品の販売促進に頑張っている人がやはり本日開催されたイベントでビッグタイトルを獲得したそうです。途中経過では首位の選手と大差が付いていたそうなのですが、2位からの逆転勝利だったそう。

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(シールを集めてレインさんに送ると抽選で何かもらえるらしい)

おめでとうございます。篠塚プロ&さのまる選手。

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ヘドンクリスマスルアー2013

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今年も街のイルミネーションがクリスマスチックになってくる時期となってきました。当然、毎年恒例のヘドン・クリスマスルアーも発売されます。

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今年のクリスマスルアーはヘドンの代表作、オリジナルザラスプークです。今年のカラーリングはニッケルベース。以前にコーデルのウィグルオーで発売されたクリスマスカラーと同系色で、背中はグリーンになっています。両サイドにはお馴染みのプラドコロゴとオーナメントのプリント入り。実用に使ってもいいカラーだと思います。

ところで、日本ではMerry X'masが一般的ですが、クリスマスルアーにはそのように記されることがありません。必ずHappy Holidaysです。そもそもChristmas自体がキリスト教の慣習ですので、非キリスト教の人達に対する配慮を込めた言葉のようです。ちなみに私はヒンヌー教に所属。 (ヒンヌー:貧乳)

クリスマスルアーは12月発売予定。オープンプライスですが、¥1600前後が実売価格になると思います。どうぞよろしくお願いします。

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粉への期待

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過去に私が愛用していたフォーミュラに、ウォーターランドのマジックパウダーという製品がありました(現在は廃盤)。パウダー状のフォーミュラで、この粉をワームにまぶして水に入れるとワームの表面にヌメリを形成する。油性フォーミュラなどと比べて格段に保ちが良かった。何故か香りがバニラでしたが(笑)。でも、良く釣れたと思う。

当時は晩秋~初冬の印旛新川で、やや沖目のショルダーにウィードのパッチが点在する場所をサタンワームのテキサスリグをロングシェイクして釣っていました。入れてすぐに喰うわけではなく、一点でしばらくシェイクして喰わせていたので、保ちの良いフォーミュラが必要だったのです。

しかし、マジックパウダーは廃盤になってしまった。もっとも、フォーミュラ自体、出始めの頃は一気に出回るけれど、市場で廃れるのが早い気がする。以降、マジックパウダーのようなパウダータイプのフォーミュラはしばらく出てこなかった。

油性や水性のフォーミュラと比べてパウダータイプの何がいいのか?私に言わせれば、それは「鮮度」です。粉末とはいえ、パウダーは乾燥しています。そして水に入れると復活する、いわばドライフードのようなもの、丁度インスタントラーメンをイメージすれば良いでしょう。

昔金魚を飼っていて、エサを切らしてしまったことがありました。でもよくよく考えてみたら、鯉用の練り餌を持っている。早速練り餌を練って金魚に与えました。当然、バクバク食べる。都度練り餌を練るのも面倒だし手が汚れるのも嫌なので、練って団子状にしたものを沢山作りビンに入れておいた。そして数日後、金魚にその練り餌団子を与えたら一切食べなかった。鮮度の悪いもの、腐ったものは食べない事を知った。一時期の生分解ワームが釣れないという話もそれと同じこと。生分解とは言い換えれば腐ること。だから魚に好かれない。

ちょっと話が逸れましたが、フォーミュラの鮮度という点において、パウダー式を超えるものはないのではないかと、そう思っていました。だからマジックパウダーが欲しかった。でも、ないものはしょうがない。

そんな折、JBのトーナメントブックに掲載されていた、あるモノクロの広告が目に留まりました。「モエビパウダー」おぉ!遂にまたパウダー式フォーミュラが発売されるのか!これは早く欲しい。

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実際の商品が発売されたのはしばらく後だったと記憶していますが、関係するバスプロの方の記事によると、どうやら都度ワームに付けるものではなく、保存の際などにパウダーをまぶしておくことで匂いを付けるというコンセプトのようでした。ということは「保ち」に関してはあまり重視しているわけではないのかな・・・ということで購入を見送っていました(先日、ようやく入手)。

モエビパウダーの購入を見送っていたところ、またしても新しいパウダーフォーミュラが発売になるという話が聞こえてきました。レインさんの「セントパウダー」です。

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しかもこちらは都度の付着を想定した製品のようで、「とろみ成分配合」との事!私にしてみれば(遂にキター)的な新製品でした。こちらは先日購入し、早速実戦投入してみました。この日やたらとブルーギルのバイトが多かったのは、もしかしたらこのフォーミュラのせいかもしれない。もちろんバスもちゃんと釣れた。もうしばらく使い込んでみたいと思っていますが、これはかなり期待できるフォーミュラかもしれません。

ただ、自分としてはもっと保ちを良くしてみたい。何か、粘りの出そうな粉を混ぜてみよう。パウダー系はあれこれブレンドすることも容易なので楽しいです。自分だけの秘伝のタレ?が出来るかも。

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シリコンマット

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近所のダイソーでちょっと気になるものを発見。キッチン用品の売り場にありました。これ何だ?

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正体はシリコンマット。230度の熱にも耐えるそうで、加熱直後の鍋などを置いても大丈夫らしいです。まぁ、テーブルも汚れないし、食器なども滑ったりしないだろうから使い勝手はいいのでしょうね。小さいお子さんに食事させる時にも良さそうですね。汚してしまっても水洗いすれば良いのだし。

このシリコンマット、要は厚さ1mmほどの薄いシリコンシートなんです。サイズは30cm×27cm。カラーはアマガエルのような黄緑色、濃いピンク、そしてオレンジの3色がありました。

これ、素材としてめちゃくちゃ面白い。ハサミやカッターで様々な形に切れば色々使えそうです。フロッグのレッグであるとか、スピナーベイトやチャターベイトのトレーラー、タイラバのネクタイ等々。細かく刻んでラバースカートに出来なくもないけどそれにはちょっとばかり厚いかな?でも、色々と発想が膨らみます。

海釣り用の商品にも似たようなものはあるのですが、何せこちらは30cm×27cmで¥100ですからコストパフォーマンスは抜群です。カットして何か作るにしても、相当な量が作れます。唯一の欠点は色が3色しかないことだけど、このアマガエル色は案外イケてるでしょう?

そのうち作品発表します。さて何を作ろうかな?

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次の一歩へ・10

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このブログを読み続けてくれている方ならばご存知かと思いますが、私は東日本大震災の被災地支援の一環として、岩手県宮古市の観光業者さんに支援を行っています。これは別に特定の業者に寄付などをしているということではなく、観光客や釣り客の増加があれば、ひいては必ず地域全体の復興に繋がっていくと考えるからです。

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ここには穏やかで美しい海がある。何の気兼ねもなく釣りが楽しめる環境が揃っている。被災地に行ったことのない人にはこれがどれほど貴重なことか理解できないかもしれない。被災地には未だ、釣りが出来るような雰囲気でない場所も多いのです。

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この写真は陸前高田の海です。本来一般の人は海岸線に立ち入ることも出来ない。特別に立入・撮影の許可を得て撮影した写真です。この光景を目の当たりにし、あまりの空気の重さに胸が締め付けられる思いがした。釣り?この光景を前に、そんな言葉すら出てこない。

私が企画した当初の支援策は、津波によって失われたFRPボートを提供するというものでした。釣り人を宮古の海に呼び戻したい、そのためにはまず受け皿となるボートを元に戻すことが先決だと考えたのです。時を同じくして、水郷エリアでFRPボートが格安で売りに出されているのを自分は知っていました。震災を期に、貸しボート業を廃業されたボート屋さんがあったのです。現地に出向き、全部で25艇のボートが売りに出ているのを確認してきました。さすがに25艇全てというわけにはいかないまでも、これらを買い取り、被災地に送るつもりでいました。配送の見積もりも進めていた。

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私の提案には観光業者さんも喜んでくれ、ボートを提供するというプランは実行に移せると信じて疑わなかった。でも、出来なかった。想像以上に釣り人の足が遠のいていたのです。回復の兆しがない。私が現地に視察に出向いた際にも、数艇あるFRPボートは使われることなく陸揚げされていた。こんな状況で船だけ増えてもしょうがない。厳しい現実がそこにはあった。

落胆しましたが、まずは目の前の問題を1つずつ解決していくことにしました。とりあえずは地道に、少しずつでも釣り人が戻ってくるような施策を進めていくことにしたのです。その施策の柱とも言えるものが、ロックフィッシュの大物ダービーでした。

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これは私が発案したものではなく、元々現地で毎年開催されていたもの。ところが釣り客が激減したため、2012年は実施が見送られてしまっていました。今年は私がスポンサーを名乗り出、復活させました。釣り客が来なくなったからダービーを止めるのではなく、私はダービーを盛り上げることで釣り客を呼び戻そうと考えたのです。

成功するという確信があったわけでもなく、ひとまずは私だけで協賛品を準備するつもりでいたのですが有志の方々が協賛をして下さることになり、結果として参加賞まで出せるようになった。釣り上げた獲物が大物でなかったとしても、とりあえず魚を検量すればルアーやフロロカーボンラインなどがもらえる。これは本当に大きかった。

12月より、現地は冬季休業期間に入ります。よって、間もなく2013年度の大物ダービーは終了します。近く、結果を発表することも出来るでしょう。では、大物ダービーを実施したことで、果たして現地に釣り人を呼び戻すことは出来たのか?本日、マリンハウスの早野さんに尋ねた。

「釣りっ子(釣り人)さ、多く来てくれるようになったど!」

そして、まだ確定ではないけれども、来シーズンにはボートを増やすことも検討しているのだそう(その話を聞き、すぐにFRPボートが売れ残っていないか確認したが・・・)。

現地に釣り人が戻ってきた!それが果たして大物ダービーのおかげなのか単に震災のホトボリが冷めてきたからなのかは定かではないけれど、自分が望む結果となりつつあるのは間違いない。何はともあれ、これでようやく一歩前進できた気がする。小さな一歩かもしれないけれど、前に進めたことがとにかく嬉しい。

マリンハウス大物ダービーに協賛して下さった 株式会社ギル様、センドウタカシ様、株式会社スミス様。告知に協力下さった釣り東北様、釣研様、ラストリゾート様、佐々木釣具店様、小島博人様、中嶋康文様。皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

もちろん、一歩の前進で満足しているわけじゃない。目指すゴールはまだ先にある。さぁ、次の一歩はどう進もうか。

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11/30、12/1はBasser All Star Classic 会場へ!

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台風の影響で延期になってしまっていましたが、いよいよ明日から利根川でバサー・オールスタークラシックが開催されます。ここのところまるで釣れないという評判の利根川、霞水系。プロ選手達はどう攻めるか?見ものです。

それはさておき、各社のメーカーブースもオールスタークラシックの名物です。これを楽しみに来場される方も少なくはないでしょう。もちろんスミスもブースを出します。

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(昨年の様子)

スミスブースの内容は例年と同様です。

【バスロッドの展示】
ツアラーV-spec、ツアラー本山モデルを展示します。是非手にとって見て下さい。


【アウトレット販売】
毎年好評の、ロッドのアウトレット販売を実施します。今年はあいにく販売本数が少ないです。お早めにどうぞ。 また、ウェア関係のアウトレット販売も行います。こちらも数量限定です。


【クジ引き】 1回¥500のビンゴクジです。
1等はロッド
2等はPLANOタックルボックス
3等はヘドンルアーもしくはゲーリーヤマモトのワーム、お好きなもの2点
4等はルアーをお好きなもの3点
4等が末等です。ハズレはありません。例年ですと景品にプライヤー類を出していますが今回はありませんのでご了承ください。


いずれも都合により内容変更の可能性があります。ご了承ください。

時期的にちょっと寒くなってしまいましたが、暖かい服装で是非会場にお越し下さい。お待ちしております。

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Basser All Star Classic ご来場ありがとうございました。

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11/30、12/1の二日間にわたって利根川会場にて開催されたバサー・オールスタークラシック。

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季節は既に初冬、朝の冷え込みはきつく、寒さゆえにお客さんがだいぶ減ってしまうのではないかと心配していたのですが、二日間共に天候に恵まれた事あってか会場は両日とも大変な賑わいようでした。

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スミスブースでは告知の通りにロッドの展示、アウトレット販売、クジ引きなどを実施させていただきました。おかげさまで大勢のお客様が足を運んで下さいました。スミスブースのお客さんは例年よりも多かったのではないかな?この場を借りて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

釣れないという下馬評を覆し、素晴らしい釣果を上げてきた参加選手の方々もさすがでした。自分の中で釣りに行きたい気分がモリモリ沸いてくるのがわかりました。今日から12月になってしまいましたが、まだまだバス釣りを楽しみたいですね。

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オッサンのリーダーシステム

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エサ釣りの仕掛けにおいては、道糸よりも細いハリスを使うのが常識です。フライフィッシングのティペットもそう。テーパーリーダーよりも細いティペットを用いるのが一般的。魚が喰う付近の糸は細い方が気付かれにくいという理由ももちろんある。けれども理由は他にもあって、根掛かり、或いは大型魚にラインを切られてしまう際にハリスの部分で切れれば被害は最小限で済む。仕掛けごと無くす恐れがない。

自分は幼少の頃はクチボソ釣りやヘラ釣り、ニジマス釣りなどをやっていました。最近はちっとも行ってないけれど、フライも一応経験がある。だから、ハリス(ティペット)が道糸よりも細いのが当然という概念が身に付いてしまっているのです。

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で、シーバス釣り。自分のメインタックルはPE1.2号にフロロの16lbライン。正直、このシステムは本格的にシーバス釣りをされている方から見れば「ちょっと変」だと感じるはずです。通常はPE0.8~1号、リーダーは20lb程度が標準ではないかと思います。

メインラインは細い方がルアーが飛ばせる、操作性が良くなるといったメリットにより、近年はさらに細番手化が進みつつあります。中には0.4号なんていう細糸を使いこなす人もいるようです。一方リーダーは、根擦れなどを考慮するとさほど細くする理由がないので、昔からさほど変わらず20lb程度が主流です。このように、メインラインのみが細くなる傾向が続いた結果、単純な引張強度においてはリーダーの方がメインラインよりも強くなった。となると当然、メインラインから切れることが多くなる。

自分のシステムは今時の常識からすると何ともアンバランスなセッティングなのですが、メインライン>リーダー のギリギリのバランスを保った上で実用面での最大公約数を求めていった結果こうなった。ラインブレイクに見舞われる際は、だいたいリーダー側が切れる。切れた箇所にもよりますが、面倒なノットを組み直す必要がない。

あとちょっとで届くのに、というポイントが自分の行くフィールドにもある。もしもそこにルアーが届くようになれば、きっと魚も釣れるだろうと思う。どうしたら良いかと考えた結果、極細のメインラインを選んでみるというのは大いにアリだと思う。もしかしたら世界が変わるかもしれない。自分も試してみたい気持ちがある。

でもその場合、リーダーはどうすればいい?まさか8lbなんて組まないですよね。

普通は20lbを使ったりするでしょう。でも頭の固いオッサンゆえ、どうしても メインライン>リーダー の図式を崩すことが出来ないのです。困ったもんだ。

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オッサンのナイロンライン

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昨日はPEライン+リーダーの話を出しましたが、今年はシーバス釣りにナイロンラインを多用しました。ちなみに12lbを使用。

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もちろん、PEのように遠投は出来ない。よって、ナイロンラインは近所のドブ川限定で使っています。ドブ川は遠投性能よりも近距離のアキュラシーキャストが求められます。水門、護岸際など。イメージ的にはバス釣りに近い。ショートレンジのアキュラシーキャストには、結び目が存在するPEのラインシステムよりも、ナイロンを直結で使う方がコントロールしやすい。

さらに、際どい場所をタイトに攻め続けると、根ズレに弱いPEは毛羽立ってしまいすぐボロボロになってしまう。ナイロンも根ズレにさほど強くはないけれど、痛んだ部分はカットしてしまえば問題ない。PEをカットしようとしたらいちいち面倒なリーダー結束をしなければならない。ナイロン直結はとにかくシンプルでいい。もし根掛かりなどでラインを切る羽目になったとしても、そのまますぐにルアーだけ結んで釣りを再開できる。

でも何よりメリットを感じたのは、バラシが大幅に減ったことでした。ドブ川でのシーバス釣りは、足元で魚がヒットしたりする。至近距離でのファイトが始まる。ヒット直後の魚は元気に暴れまわる。バレやすい。これがPEだと伸びのなさが災いして頻繁にバレてしまっていました。

ところがナイロンを使うようになってからというもの、魚を掛けてからのバラシが自分でも驚くほど減りました。特に至近距離でのミスが大幅に減ったのです。近距離戦でのナイロンの優位性を思い知らされました。

そういえば自分がシーバス釣りをやり始めた20数年前、タックルはブローショットGS-110に、リールはダイヤモンドのマイコン101、ラインはアブロンの12lbでした。当時はPEなんてなかったので、ナイロン以外の選択肢なんてありませんでした。シーバス釣りにナイロンラインというのも、きっとオッサンの選択なのかもしれないなぁ。

でも魚をバラシにくいのは確か。ファイトが鈍重な魚種の場合はさほど差が出ないかもしれませんが、遊泳スピードの速いシーバス、ニジマス、スモールマウスバスあたりではてきめんに違いが出る気がします。今ではPEやフロロに圧されてナイロンのシェアがだいぶ縮小してしまった気がしますが、まだまだナイロンラインは捨てたものではないのです。

ところで、ナイロンラインは使用上の注意点があります。弱いスプールに、長期間巻きっぱなしにしてはいけません。ラインの収縮が起き、スプールを破損させてしまう場合があります。要注意なのは年代物のスピニングリールの樹脂製スプール、そして近年多くなったベイトフィネス用ベイトリールの肉薄スプールです。これらにナイロンラインを用いる際は、長期間巻きっぱなしで放置しないよう注意が必要です。

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フィールドリーム ノイエEV

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今期もスミスからはエリアトラウトの新製品が各種発売されました。ロッドではフィールドリーム・ノイエシリーズの最新シリーズ、ノイエEVが発売になりました。

ノイエシリーズの3代目となるEV(エボリューション)シリーズにおいても、ノイエシリーズの伝統でもあるヘリコーン塗装が特徴的です。マジョーラなどと同じように、紫~青~緑と変色します。性能面とは全く関係ないコスメの1つではあるのですが、このブランクカラーが好きでノイエを選ぶ人も多いようです。

ではこの3代目ノイエ、これまでのモデルと一体どこが違うのか?まずはガイドです。市場では既に一般化した感がありますが、スミスとしてはフジのKRコンセプトガイドを初採用しました。但し、フジの推奨セッティングではなく、スミス流にアレンジしたセッティングとなっています(フジ推奨よりも個数が少ない)。テストの結果、こちらの方が飛距離が出るそうです。

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2ピースのオールラウンドモデル、FLNE-60は好評だった先代のノイエNXシリーズFLNX-60のKRコンセプトガイドバージョン。スプーンから小型クランクまで同じロッドで幅広くローテーションさせたいというのならばこのモデルがお勧め。

同じく2ピースのFLNE-61Mは、1ランク上のパワーを持たせたモデルです。やや重めのスプーン、引き抵抗のあるクランク、ボトムを叩くメタルバイブなどで積極的に掛けていくロッドです。

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またノイエEVシリーズには3ピースモデルが2機種ラインナップされています。これは携行性を求めたものではなく、ベリー部分からフェルールを排する設計にしたものです。

3ピースの2機種は従来モデルよりもバットパワーを上げています。キャスト時にブレず、振り抜けの良さが向上します。その一方で、やはりティップにはしなやかさが求められるわけです。そうでないとバイトを弾いてしまう。となると、その中間に位置するベリー部分の役割は大きくなります。曲がりの大きなティップ部、曲がりの小さなバット部。その中間が綺麗に曲がるものでなければロッド全体のベンディングカーブが局所的になり、ロッドのパワーを生かし切れなかったり、部分的に負荷が掛かることで破損しやすくなります。だから、ベリー部分からはフェルールを排したというわけです。

以前にスミスでは、フライロッドの3ピースモデル「マリエットエボリューション」というシリーズがありました。これもまたロッド全体のベンディングカーブを考慮してあえて3ピースに設計されたロッドでした。

FLNE-60-3は3ピース版のオールラウンダー。但し、バット部はパワーアップさせて振り抜けの良さを実現しています。

FLNE-62-3は3ピース版のパワーアップモデル。広いポンドエリアでやや重めのスプーンをロングキャストする釣りに向いています。

FLNE-60 2pcs 6ft 92g ¥37000
FLNE-61M 2pcs 6.1ft 95g ¥38000
FLNE-60-3 3pcs 6ft 94g ¥40000
FLNE-62-3 3pcs 6.2ft 96g ¥41000


以上、エリアトラウト担当者からの受け売りでした。エリアトラウト、もう1年以上行ってないな(汗)

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12/7 今日の千葉県某所×2

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ここ数年、冬になると水郷エリア以外の地域の開拓を行ってきました。元々は、震災直後の復旧工事が行われている間は水郷での岸釣りを遠慮しようという思いがあった。けれども、週末ともなると一等地は超激戦区となる水郷。魚がいるのは間違いないけれども、結果的に一人当たりの釣果は落ちる。それだったら多少魚影が薄くとも、広くエリアを占有できるマイナーフィールドの方がマシなんじゃないか?そう思って、バスが釣れると言う話を滅多に聞かない千葉県某所(A)に何度か足を運んでみた。結果は、冬という時期を差し引いてもかなり厳しいと言えるものでした。

そこで今回は、間違いなくバスが生息しているけれどもちょっとマイナーな場所(千葉県某所B)を選んでみました。ここも冬にバスが釣れる条件は満たしている場所と自分は判断しています。その割りにここで冬にいい結果を出したという話はほとんど聞いたことがないのですが、マイナー場所ゆえにシビアな釣りをするアングラーがあまり来ていないんじゃないかと思いました。

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7:30に現地に到着しましたが、既に先行しているアングラーが数人いました。もしかして人が多い場所なのかな?一抹の不安がよぎりました。先行者がいない方向に進みながらテナガホッグで枯れガマを撃っていきました。

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枝にラインを引っ掛けてアシの中でテナガホッグをシェイクしているとひったくるように喰った!途中、木の枝にバスが宙吊りになってしまいましたが根性で取りに行き無事ゲット!34cm。まだ釣り始めて1時間も経っていない。幸先いいんじゃない?

しかしこの釣り場、足場のいい場所が少ない。おまけに岸沿いを車で走ることがほとんどできないので、広い場所に駐車して延々歩くしかありません。新規開拓としてはちょっと効率が悪くなってしまいました。

数時間後、ちょっとした流れ込みがリンクする激浅シャローで1尾掛けましたがバレてしまいました。結構喰わせの時間を置いたのですが、掛かりが浅かったようです。

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その後、枯れアシの中で微かな居喰いバイト。今度こそとじっくりと喰わせてアワセたところ、魚が小さくアワセと同時に飛んできた(笑)。30cm。フックは上顎のいい場所にガッチリと掛かっていました。その後も1バイトありましたがワームを離されてしまいました。

4バイト2フィッシュ。水辺に出られる足場がなかなかなく、釣りをしている時間よりも歩いている時間の方がはるかに長いはずですが、高確率でバイトを得られています。これは期待以上かも。

各所の道路工事による通行止めに泣かされながらも、その後は車で広く周り、駐車場所や足場の有無などをチェックし、写真に撮ったり地図に記載していく作業を進めました。後日、これが必ず役立つはずです。

ひとまずこの場所は今日のところは良しとしましょう。夕方は、魚影の薄い千葉県某所Aに行くことにしました。どうしてバスがほとんど釣れない場所なのに行ってしまうんだろう?何か気になる場所なのです。今年は何と、この千葉県某所Aにもミズヒマワリのベジテーションマットが何箇所か出来ていました。でも、目指したのは枯れガマが岸沿いに延々と続く場所。足場が良く、それでいてガマの生え方がいい。私のお気に入り場所。ここで今年の初バスもキャッチしたのです。

でもまぁ、4回来て1尾の場所だからな・・・と期待もせずにバンドゥクローのテキサスリグを撃っていったところ、沖の枯れガマで上下に動かしていたバンドゥクローに「ドンッ!グイイー」という明確なバイト。しかし、バイトは派手だったのにすぐに離してしまいました。今のはほぼ間違いなくバスのバイトでしょう、釣り上げたかったなぁ。この釣り場のバスはとても貴重だから。結局千葉県某所Aでは17時まで粘りましたがそれっきり。

しかし、今日の午前中にチェックした千葉県某所Bは魚影はかなり濃いようで、この冬に期待できそう。ただ、足場があまりない場所なので、アルミボートで狙った方がストレスなく攻略できそうです。というわけで、真冬のアルミボートに同船したいという物好きな方は連絡下さい。

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浄土ヶ浜マリンハウス大物ダービー2013結果発表

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先月末を以って終了した「浄土ヶ浜マリンハウス大物ダービー」。貸しボートの利用者を対象としたロックフィッシュの大物ダービーです。その結果が発表されたようですのでこちらにも転載いたします。

第5位 40.5cm(7月7日)
大槌町の岩間様
賞品 スミスバッカン

【写真なし】
ロックフィッシュというと寒い時期を連想しますが、夏にもちゃんと釣れると言うことを実証した立派な釣果です。

第4位 40.8cm(11月24日)
宮古市の川井様
賞品 スミスバッカン

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入賞の連絡を入れたところ、現地にまでわざわざ賞品を取りに来てくれた川井さん。また、来年も参加して下さるとのことで、非常に嬉しく思います。ありがとうございます。

第3位 41cm(6月30日)
岩手町の阿部様
賞品 アブガルシア ベイトリール

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ダービー開始早々にエントリーをして下さった阿部さん。常連のベテランの方と伺っています。さすがの釣果お見事です!

準優勝 41.5cm(11月30日)
盛岡市の溝口様
賞品 アブガルシア ベイトリール

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ダービー終了間際に大物をキャッチした溝口さん。若い方が釣りを楽しんでくれているのは嬉しいです。来シーズンも宮古の海に足を運んで下さい。

優勝 46cm(11月30日)
宮古市の佐藤様
賞品 スミスグリップ2700

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唯一の45cm超え達成、ダントツの優勝は佐藤さんでした。これだけの獲物を釣り上げたら、満面の笑みになりますよね。おめでとうございます!

上位入賞の皆様、おめでとうございます!残念ながら上位入賞されなかった皆様も含め、参加して下さった方々には、ダービーを盛り上げて下さったことに深く感謝いたします。どうもありがとうございました。よろしければ、来年以降も是非ご参加をお願いします。

対象魚はソイ・アイナメとしていましたがアイナメが上位を占める結果となりました。また、ダービー終了間際の11月下旬に大物のラッシュがあったようです。その反面、3位の阿部さんと5位の岩間さんは初夏に釣っていますので暑い時期でもチャンスが皆無ということではなさそうです。

ところでこの大物ダービー、私が大会スポンサーを名乗り出てから復活したものなので、今年はそのスタートが6月でした。ですので春先に大物を釣り上げた方の釣果が含まれていません。来年はきちんと3月よりスタートさせるようにしますのでご容赦下さい。

なお、私はこのダービーの主催者ではありませんので来年度の予定を掲載する立場にありませんが、既に主催者であるマリンハウスさんが来シーズンの開催を名言されていますので、引き続き開催を予定していると言っていいでしょう。

現時点では詳細未定ですが、決定次第にこのブログでも詳細を告知いたします。私自身も引き続き、ダービーのスポンサードをさせていただく考えです。

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シーバスハンター

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私がルアー釣りを始めた小学生の頃には既に存在していて、今でも釣具店に行けば普通に買えるラパラはやっぱり凄いルアーです。でも、今でこそ価格が手頃なイメージがありますが、私が小中学生だった頃はそうではなかった。ラパラはむしろ高級品の類でした。とても子供の小遣いなどで買えるようなルアーではなかったです。

だからその頃に、ラパラの代わりに使っていたのはバルサミノーシンカーだったり、シーバスハンターだったりしたわけです。シーバスハンターだったら定価で¥700。2割引されているお店で買えば¥560で買えた。

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バルサミノーシンカーは正直言ってラパラを強く意識した製品でしたが、シーバスハンターはそうではなかった。確かに、9cm、11cmのシンキングミノーという点は当時のラパラの売れ筋を意識したものだったかもしれません。けれどもシーバスハンターはプラスチック製。しかもフラットサイド。さらに言うと、プラスチック製のボディーにリップは後付けという手の込んだことをしていました。カラーはマイワシやマッカレルのナチュラルプリント。今考えてみても、なかなかのオリジナリティだと思います。

発売直後、私もマイワシの9cmをすぐに買った。泳がせてみたらラパラほどキビキビとは泳がないけど、それでも充分使えるレベルに良く泳いでくれました。引いた感じはヌルヌルッとした感じでした。もっとも、当時の私のタックルはリョービの3.6mの投げ竿でしたけど。

自分はこれを花見川で投げていました。皆が行く河口付近ではなく、それよりもちょっと上流を狙っていました。ホテイアオイが上流から流れてくるような場所で、ルアーマンなんて皆無。ただ、ボラがピョンピョン跳ね回っていたので、きっとシーバスも居るだろうと思っていました。

やや上流に目掛けてルアーを思い切りキャスト。リールは巻くとジージー音がするタイプ。でも、それで良かったのかもしれない。だって、真っ暗闇の中、一人ぼっちで釣りをしていたのだから結構心細かった。

ここには絶対にシーバスがいると信じていたのですが何度通ってもアタリがなかった。やっぱりもっと河口付近に行かないとダメなのかな、と諦めの気持ちも沸き始めていた。けれどもその時は突然にやってきました。ルアーを手前まで引いてきたところでいきなり「ガンッ!」とひったくられた。びっくりした。慌てて竿を立てると水面で魚がバシャバシャと跳ね回った。ルアーはすぐに外れてしまった。

折角掛けた獲物を釣り上げることが出来なかった。でも、自分で見出したポイントで狙い通りにシーバスをヒットさせることが出来たのが嬉しかった。シーバスハンターは、その時に使っていたルアーです。

ただ、シーバスハンターはリップが脆い。ラパラもリップが割れるけれど、シーバスハンターはさらに脆い。根掛かり>ロッドをあおる>ルアーが外れて飛んでくる>護岸やテトラにぶつかる>死亡 というパターンで一体何個シーバスハンターを壊しただろう。

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でも、ふと気付いた時にはシーバスハンターはモデルチェンジされていた。な、何だこの二代目のシーバスハンターは?!初代とまるっきり違うじゃん!こんなに細くなっちゃって、むしろトラウトミノーに近くなってないかい?確かに見た目は格好良くなったし、これはこれで使い道はあったのかもしれないけれど、自分は初代のシーバスハンターが良かった。でもそう思った時は既に時遅し。ボックスの中にシーバスハンターの姿はなく、思い出だけが残っていました。

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ところが先日、思いがけず埼玉県某所で初代シーバスハンターを発見!しかもこれ、Gフィニッシュ版のシーバスハンターSMじゃないですか。普段はバスルアーの売り場しか見ないのだけれど、ソルトルアーの中古コーナーを軽くのぞいてみたら何と¥400で売られていた。発見した瞬間に思わずニンマリ、問答無用に即買い(笑)

当時、初代シーバスハンターを実戦で使っていた人はきっとその多くがリップを破損させたのではないかと思います。当時はそれなりに流通した商品ですが、完品で現存しているものは少ないんじゃないのかな。

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ヘドン干支ルアー2014

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クリスマスもまだこれからなのですが、書店では来年の手帳やカレンダー、そして郵便局では年賀ハガキも売られていますので、ちょっと早い気がしますが2014年度のヘドン干支ルアーを紹介します。

2014年度のベースモデルはラッキー13。言うまでもなく2014年の干支は午(馬)。カラーは2色です。

SMHS
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茶色い毛並みに濃茶のたてがみを持ったSMHS。

SMWHS
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グレーのたてがみを持った白馬であるSMWHS。

いずれもヘドン干支ルアーならではの高品質ファーフィニッシュ仕上げ。背中には『午2014』の金文字がプリントされています。限定生産品ですので欲しい方は発売後にお早めにお買い求め下さい。

・ 自重:5/8oz class
・ ¥オープンプライス
・ ヘドンサポートショップ専売商品
・ 1月発売予定(早まる可能性アリ)


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フレクトライトミノー

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私が幼少の頃に使っていたルアーは国産品が中心でした。価格的にそれしか手が出なかったというのが正直なところです。ダイワ、コーモランが多かったですが、リョービ、シマノ(コレクションモデル)、オリムピックもいくつか使いました。

オリムピックのルアーではインチビック、オブレゴンスペシャル、ビッグアイといった製品がありましたが、何と言っても一番人気はコレでしょう。

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フレクトライトミノー。オリムピックのルアーではこれが一番のロングセラーであったはずです。

国産のプラスチック製ミノーとしてはダイワのロビンと並んで一番古い部類だったように思います。当時のルアー釣りの入門書などにもよく記載されていました。そして何より、本体にインサートされたレインボーシート。これが多くの釣り人の心を掴んだ。

キラキラして釣れそうだし、こんな仕上げはラパラにもバングオーミノーにもニールズマスターにもない。当時、レインボーシートを装着したルアーといえばスピナーのブレードやメタルジグといった金属製ルアーばかりだった。「レインボーシートをまとったミノーといえばフレクトライトミノー」と誰もが連想するほど、フレクトライトミノーは当時圧倒的な個性を持ったミノーでした。造りもしっかりしていて綺麗です。

でも多くの人は、購入後に一旦はボックスの中に入れるでしょうけれど、すぐに二軍落ちさせていたのではないでしょうか。私も幾つか所有していましたが、一軍として活躍してくれたフレクトライトミノーは1つもない。それは泳ぎが棒泳ぎだったからです。

もっとも、フレクトライトミノーは当時かなりのヒット作だったためか、サイズバリエーションなども豊富でした。サイズ違いのものだったら、ちゃんと泳ぎのいいものもあったのかなぁ?

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