IKE-Pの釣れづれ日記

昔、サンシャイン・フィッシングさんで販売されていた「ベクトロン」というクランクベイトは私の一軍選手の1つでした。やや浮力に欠けるきらいがありましたが、レスポンスのよいタイトウォッブルアクションは当時ズバ抜けていました。ベクトロンのベースとなったアングラーズプライド社のTDシリーズも同様でした。ですが残念なことに現在では入手することも出来ない上、手元にももう1つも残っていない。

ともに復刻を切に願うルアーですが、現実的に出来ることとしてはベクトロンに匹敵する、或いはそれを超えるルアーを探し出すことでした。

人によってはもしかしたら「それは別物でしょ」と言われるかもしれませんが、自分の中では「コレだ」と思えるものが1つだけあります。ジャッカルさんのジェロニモMRというルアーです。

愛用していたジェロニモMRはあいにく殉職、小型サイズのもの（CHICO　DR）が手元にありました。どちらも泳ぎは良かった。自分が求めたハイレスポンスなタイトウォッブルでした。泳ぎのピッチが半端でなく速い。またベクトロンと比較して浮力が高く、より扱いやすいとの印象です。

ただ、実際に壊したことはありませんがリップの根元が細くちょっと不安なので、魚を抜き上げるようなランディングは避けています。多分大丈夫だとは思うのですが、念の為にそうしています。

このルアーは私自身大変気に入り幾つか購入したのですが、いわゆる「ハズレ」がないという点も大変良かった。最初に見たときはてっきりプラスチックの成型品かと思ったのですが本体はバルサ製とのこと。バルサやウッド製のクランクベイトというのは多かれ少なかれ当たり外れが出てしまうものですが、このルアーには今のところ外れがない。それが果たして製造方法によるものなのかどうかはわかりませんが、このルアーはリップを含めた成型パーツを挟み込むようにして作ってあるのだそう・・・ってこの辺りはきっと私などより詳しい人が沢山いますね。

往年のオールドバグリーなどを探し求める人もいるのですが、市場に流通している現行モノにも良いものはあります。自分はあまり人と被るものは使いたくないので人気ブランドの商品はあまり買いません。しかしジェロニモMRに関しては確実に一軍クラスです。とはいえそれなりの価格のルアーなので、ロストしそうな場所ではあまり投げないのですけどね・・・

昨日は、往年のベクトロンの代替品（性能面では超えていると思います）として愛用しているジェロニモMRを紹介したのですが、実用に投入する気がないにせよ、オリジナルのベクトロンもやっぱり欲しい。思い入れのあるルアーなので。たまに中古ショップなどで見掛けるという話も伺ったのですが、そういうものに限って欲しい人の前にはなかなか現れないものです。巡り合わせは難しい。

まぁ、ネットで検索してオークションで入手するというのが確実なのかもしれないですが、特に急いでいるわけでもないし、ゆくゆく入手できればそれでいいと思っているので、そのうちどこかで出会えるはず、とのんびり構えています。

実は数ヶ月前、中古品の中にベクトロンがあった！しかしリップが割れてしまっていました。これはさすがに、ちょっと。

そして昨日は川崎の某所で遂にベクトロンを発見！！と、一瞬思ったのですが・・・あ、あれ？！

この目を見て、一瞬ベクトロンと疑わなかったのですが、オフセットリップだし形状も違う。全体的にはビルノーマンっぽいけれど・・・？気になったので、一応購入。

調べてみた結果は、どうやらビルノーマンのディープリトルN。

でもビルノーマンの目って普通こうですよね。黒目が中心に位置している。自分自身もショップでバイトをしていた頃にビルノーマンのルアーは結構販売したのですが、こんなベクトロン風の目のものは見たことがなかった。でも、存在するのだそうです。ベクトロン風目玉のディープリトルNが。

全くもう、紛らわしいなぁ（苦笑）

そういえば以前、スミスに入荷してきたヘドンのラッキー13で、ほぼ全てが寄り目になっているカラーがありました。それらはまるでズイールさんのルアーのようでした。私自身はそれを見て「何だよコレは」と絶句した覚えがあるのですが、営業員がショップに案内したところ物珍しさゆえか大変好評でアッという間に完売してしまったのでした。

たまには目玉を変えてみるというのもアリなのか（汗）？

リラックマにくまモンと、巷ではクマグッズが相変わらずの人気を博しています。そしてここにきてまた新しいクマグッズが登場。私も入手しました！

熊の爪グッズ！タイプはストラップとキーホルダー。

ちなみに熊の牙グッズもあります。

この熊グッズを製作しているのは秋田のSさん。本業は釣り関係のDVD製作販売で、渓流ルアー、サクラマス、アユ釣りなどのDVDが人気を博しています。

ところが最近になって熊に興味を持つようになり、猟師さんの家に出入りするうち、熊の爪や牙があるのを知り、それを自身の手で加工して仕上げてみたところ大好評！となってしまったとのことです。何がきっかけでヒット商品が生まれるかわからないものです。

（以下、パッケージより）
秋田県内にて有害駆除として仕留められた月の輪熊の爪です。
古来より猟師の間で猟の安全（魔除け）効果があると信じられている熊の爪＆牙。
また自身が仕留めた証として狩猟本能をかきたてるシンボルとも思われています。
本物の熊の爪ですから1個1個違います。全て1点物です。

天然素材ならではの深い色合い、そして迫力のあるカタチ。小さいけれど凄みを感じます。魔除けに効果ありというのも何となく理解できる気がします。でも恋愛運が上向く効果は・・・多分なさそう。

【販売店】

現在のところ東北方面に限られていますが、遠方の方は通販に対応してくれるショップにてお買い求め下さい。
秋田市　ドジャース
盛岡市　タックルベリー盛岡南店、つり具のビーバー、イーハトーヴ釣具店
紫波町　釣りの駅
遠野市　釣具の正一屋

商品に関するお問い合わせ：Partners.　http://www.cna.ne.jp/~chu/

アングラーズプライドのTD（トリプルディープ）、サンシャインフィッシングのベクトロン。私が過去に溺愛していたこれらのルアーの復刻を熱望、なんて書いたら、実はちゃんと復刻物が存在していたようです。ブログ読者のコンスーさんがコメントを入れて教えてくれました。本当に大感謝！です。自分にとってとてもありがたい情報でした。

教えてもらったそのルアーは、ルーハージェンセンのレイダー。TD-10、ベクトロン30に相当するものがレイダー10というらしい。しかしこの「レイダー」、いつ頃に復刻したのかわかりませんが既にルーハージェンセンのウェブサイトにも製品情報がない。限定復刻だったのか、はたまた人気がなくて早々に廃盤品になってしまったのか・・・。そしてルアー名で検索をかけてもほとんど出てこない。販売店も、コンスーさんが教えてくれた愛知のショップくらい。う～ん、この目で実物を見てみたい。

ネット検索で引っ掛からなくても、ルーハージェンセンのルアーだったら都内の某老舗プロショップに行けば売っているのではないかな？と思い立ち、会社帰りに渋谷で下車。

ほら、やっぱりあった！ラスト2個だったので2個とも私がお買い上げ。色は私の好みではなかったのですが、ここはとりあえずキープしておくべきでしょう。他で買える保証はないのだし。

まずは台紙の裏面をチェック。ちゃんとMade in MEXICO でした。同じルーハージェンセンのスピードトラップは中国製に切り替わっているだけに、ちょっと気になっていました。

本体もリップも、このカタチは確かにTDやベクトロンの末裔ですね。部分的に成型時に生じる「引け（ヘコミ）」があるあたりも、当時のまま。

ボディーを振るとラトル音がします。音自体は控えめですが硬い音がします。ウェイトはきっとスチールかブラスで、ウェイトルーム内のクリアランスが狭いようです。ちなみにTDやベクトロンはノンラトルでした。ということは、ウェイト自体が変わっているという事ですね。果たして泳ぎには影響しているんだろうか。

目玉はなぜわざわざ樹脂製のドームアイを貼っているのかよくわかりません。しかも指で押すと接着が弱くてグラグラします。実は2個買った内の1個はパッケージ内で目玉が完全に剥がれてしまっていました（そのおかげで売れ残っていたのかもしれませんが）。実用に用いたら、この目玉はおそらく簡単に剥がれてしまうでしょう。よっぽど普通にペイントしてくれたら良かったのに。

フックは今時？のブラックニッケル仕上げ。わざわざフック交換しなくてもそのまま実戦投入して大丈夫そうです。それはそうと、フックサイズがTDやベクトロンと比べて大きいような？記憶が定かではありませんが。

何はともあれベクトロンの末裔に出会えて嬉しいの一言。2個購入出来たので、1つは保存用、1つはアクション確認用といったところでしょうか。近日中に泳がせてみようと思っています。往年の、あの動きのままでいて欲しいけれど、どうだろう。

開催年によって参加権が異なるのですが、今年のJBクラシックは文字通り各シリーズの上位ランカーのみで競われる最終決戦的な大会として相応しく、その参加権は極めて狭き門と言えるものでした。最高峰カテゴリーのTOP50でさえ、年間成績10位以内でないとその参加権がない。

このJBクラシック参加に並々ならぬこだわりを持っていたのがスミスサポートの篠塚プロです。篠塚プロは2011年の野尻湖のクラシックでは準優勝と、優勝まで本当にあと一歩でした。しかし今年のクラシックは篠塚プロの得意な北浦で開催される。この試合にクオリファイされれば、今度こそ優勝の可能性がある。少なくとも他のフィールドで開催されるよりはその可能性が高い。ただでさえ北浦戦での入賞率がTOP50選手の中でもずば抜けている上、同じく北浦で開催されたアメリカンドリームトーナメントでも優勝しているので、あながち大袈裟な話でもないのです。

第4戦を終えた時点で篠塚プロの年間ランキングは6位でした。最終戦（旧吉野川）の順位によってはエリート5出場も夢ではなかった。しかし最終戦は予選敗退を喫し、年間成績を13位にまで落としてしまった。これによりエリート5選出はならず、でした。

クラシックに関しては年間10位までが出場できるのでこの時点では確定していませんでした。しかし、規定により15位の選手まで繰り上げ出場の可能性がある。参加権を重複して獲得した選手が出た場合は、その分が繰上げとなる。13位という順位は微妙な位置でした。

しかし結果、ギリギリ繰り上げ出場が決まった！既に出場権を獲得していた選手達にとって、一番繰り上がって欲しくない選手が繰り上がったと言えるでしょう。

とりあえず、良かった！あとはクラシックでの篠塚プロの活躍を祈るばかり。もちろん当日（11/17）は私も現地に応援に出向く予定です。

ところで、ちょっと変わったトーナメントシャツを着ているようなので、見てあげて下さい。
JBジャパンスーパーバスクラシック出場選手一覧

ようやく気候的にも落ち着いてきました。もう台風だとか大雨だとかはウンザリです。今週末は久しぶりに天候の心配もなさそうでホッとしています。関東はきっと行楽日和でしょう。釣りに行かれる方も多いことと思いますが、イベントもあります。

【2013みんなで遊ぼうフィッシング祭りinしらこばと】
11月3日（日・祝）
埼玉県越谷市　しらこばと水上公園
入場料無料

（昨年の様子）

スミスブースではクジ引き、アウトレット販売を実施する予定です。クジ引きは末等でもルアーがもらえます。運がよければロッドが当たるかも？アウトレット販売品は、釣具に関しては少量ですので早い者勝ちになってしまうかもしれません。そして今回の新しい試みとして、アウトドアウェアのアウトレット販売を実施します。こちらも是非チェックしてみて下さい。

またスミスブースとは別途、本山博之さんがブース出展をします。こちらでは渓流ベイトフィネス用品の展示・試投が行えるとの事です。もちろん本山さんもブースに常駐していますので直接レクチャーを受けることも可能です。渓流ベイトフィネスに興味のある方は要チェックです。

それでは11月3日、お時間のある方はしらこばと水上公園へ！お待ちしております。ブログの読者の方は声を掛けて下さいね。何も出ませんけど。

やっと！自分のボートで釣りが出来ました。というのも、台風による増水の影響でしばらくマリーナからボートを出せない状態が続いていたからです。そもそも荒天の日にはボートを出さないし、どこかの大会と被っている日もなるべく避けたい。そう考えると案外ボートを出せる日というのは少ないものです。特に11月は北浦水系でJBのクラシック、V6マリンさんのクラシック、利根川ではTBCのクラシック、Basserオールスターと続く。私自身のスケジュールもかなりタイトなので、今日は自分のボートが出せて本当に嬉しかったです。

それにしてもこの水系の増水は凄かったようです。常陸利根川での増水痕を見て下さい。

現在は平水に落ち着きましたが、ところによってはまだ水の色が回復し切れていません。私が朝イチに向かった北利根川のハードボトムエリアも濁りが強く泡が消えない状況でした。

水の色がちょっと良くないけれど、ベイト（イナ）はいる。とりあえずやってみるか。水温は17度台。とりあえずレティクルシャッドを引いてみました。

そして、ドンッ！と魚雷のようにレティクルシャッドに突っ込んできた巨大魚はやっぱり・・・

群馬県の某管理釣り場では、キャットフィッシュをサスペンドシャッドで釣るスタイルが確立されています。キャットフィッシュはとにかく派手なシャッドが好きなのだそうです。水の濁りが強かったのでホットタイガーを使ったのですが、下手をするとキャットフィッシュが連発してしまいそう。本当は多少アピール系のカラーを使いたいところだけど、とりあえずクロキンに交換。

またしてもドン！という勢いのある喰い方、しかも結構引きが強い。またキャットかな？と思ったらバスでした！ジャスト40cm。体高もある良型です。

その後、ディプシードゥ3でノンキーパーも確保。前回の北利根もこんな感じだったような。

今日は久しぶりのマイボートフィッシングなのでやりたいことがいっぱいでした。

北浦、ハードボトムのブレイクでヘビキャロ。ショートバイトのみ。
北浦、石積周りをクランキングとライトリグで。ノーバイト。
北浦、スロープ周辺でレティクルシャッドのドラッギング。ノーバイト。
外浪逆浦、石積周りをクランキング。ノーバイト。
常陸利根川、スモラバでアシ＆壁撃ち。ノーバイト。
常陸利根川、沈みテトラでダウンショット。ノーバイト。

結局、朝にキャッチした魚だけでした。午後からは何故か雨が降ってきて、せっかく乾いたボートのデッキが再度濡れたところで終了（涙）。

魚を釣ることだけを考えたら、ハードボトムエリアでのシャッド、テトラのダウンショットの2本立てに絞ってしまうところですが、今日は思うがままにあれこれ試してみました。いずれにせよ12月以降は釣り方も限られてしまうわけですし、それだったら可能性のあるうちに色々試しておこうと思いました。

今度自分のボートで湖上に出れるのはいつになるんだろう。結構先になりそうな気が。

本日は埼玉県のしらこばと水上公園にて、日釣振主催の「みんなで遊ぼうフィッシング祭り」が開催されました。天候に恵まれたこともあり、今年も大勢の来場者で賑わいました。ご来場いただきました皆様に感謝いたします。どうもありがとうございました。

スミスブースはクジ引き、アウトレット販売を実施。クジ引きは午前中にて完売。午後に来た人ごめんなさい。

アウトレット販売はロッド、スプーンワレット、ルアー。スプーンワレット、スプーンより安かったです。ルアーは旧パッケージ品や廃盤品が中心。バスルアー、ソルトルアーもありました。激安ゆえにまとめ買いされる方が多かったですね。

また今年はアウトドアウェアのアウトレット販売も実施。ところが担当者が何を思ったか、ニットキャップを山ほど持ってきた。てっきりジャケット類やフリースなどを山ほど持ってくると思っていたので、スミススタッフからは大クレームの嵐（苦笑）。帽子なんて現場売りでそんなに売れるわけないでしょうに、と思ったのですが意外にも女性客に好評で案外売れていたのでビックリ。バッグ、Tシャツ等は早々に完売でした。

スミスブースに限らずあちこちのブースで様々なお買い得品があったようです。今年は時間がなかったので自分の買い物が出来なかったのが残念。でも来場者の皆様はきっと良い買い物など出来たことでしょう。

また、このブログの読者の方も多く来て下さり声を掛けていただきました。実はそういう事がとても嬉しかったりします。どうもありがとうございました。

11/2は朝3時起きで釣り。11/3は朝4時起きでイベントの仕事。さすがに睡眠不足過ぎて激しい頭痛がするほどでした。昨夜は倒れるように寝て今日は昼まで爆睡。でもそのおかげで頭痛も収まり、気力も復活！やはり睡眠は大切ですね。

午後は散髪に行ったり自転車の修理をしたりと普通の休日っぽく過ごしましたが、ふと思い立って足立区にあるS釣具店に行ってきました。「S釣具さんは昔よくウチの商品取ってくれたんだよ」と社長が教えてくれたことがあったのです。その年代に活発にバス用品を仕入れていたということは何か面白いものが残っているかもしれないと思いました。しかもよくよく考えてみたらウチからも近かった。

店先のショーウインドウにはメガバスさんのルアーやプラノのBOX、リールなどが並んでいました。リールはアブのEONシリーズがズラリ。

お店は2階建てで、1Fにも少しルアー用品がありましたが主にエサ釣り用品でした。2Fは完全にルアーフロアでした。

今回、店内の写真撮影は無しです。

年代物のワームが多い！フェニックスのサターン、カリフォルニアワーム、ダイリツ系、エビスのイッチマン、スミスのドゥードゥル、MGルアー、エコギアの初期型等々。ジグヘッドの類もかなりありました。

プラグはメガバスさんの製品が多かったですが、私はあまり詳しくないのでいつ頃の製品なのかはわからず。スミスの製品ではハスティー、ディプシードゥ、マーシュにBBジェスティー、ハトリーズのキャスパーやキューティーデビル、ケントロスなど。ティファやベルズ系、アングラーズリパブリックのTTMシリーズなどもありました。

ですが、壁面に並べられているのは一部で、店内に山積された整理ボックスの中にもルアーがいっぱい。整理ボックスの中身もチェックしようと思ったのですが、さすがの私も途中で断念。

ゲーリーのワームとメガバスさんのプラグに関しては比較的最近のものも置いてありましたが、それらを除いてはバスバブルの頃に仕入れたっきりなのではないかな？と思えました。

とりあえず今日はワームを2パック購入。もちろんいずれも廃盤品となっているもの。値札が付いていなかったのでお店の方は価格を把握しているのかな？と思いましたが、これとこれは・・・￥600でいいや、と適当な価格で安く販売してもらいました（笑）

バスバブル期頃の製品、特にワームに関してはかなりある・・・というか、店の在庫の多くはそんな感じ。そして店内各所に山積みになっている整理ボックス。あの中身を全部見てみようと思ったらきっと半日がかりの作業になりそう。

場所は国道4号線沿い、東武伊勢崎線五反野駅から徒歩10分弱です。バスバブル期のワームをエグリに行ってみます？

クランクベイトを手に取り、振ってみる。ゴトゴト、という重い響きがすると思わず顔がニヤける。そう、この音が一番釣れるんだ。そう思っている人は少なくない。

ラトルに関しては人それぞれに意見があって、低音がいいという人もいれば、カチカチした乾いた音を好む人もいる。そうかと思えばラトルなんて不要、サイレント至上主義の人もいる。

自分の意見は、こうです。
ラトル音は二の次、本当に大事なのはウェイトの素材。

現在、日本製のルアーにおいて鉛球というのはあまり使われません。環境面云々というよりは別に理由があります。鉛球は経年変化により白く粉を吹いたり、あちこち転げ回ることで周囲が黒ずんできてしまいます。どうしても汚れるのです。となると、透過系カラーをラインナップすることの多い日本製のルアーでは敬遠される。また、日本ではサスペンドルアーのラインナップがあります。鉛球は精度があまり良くなく、結果としてサスペンド具合にバラツキが出ますので向きません。

海外でも鉛球は徐々に減少傾向にあります。これは国によって制約などがあったりするため、輸出等を考える際にデメリットとなりかねないからです。

しかし昔は多くのルアーのラトルが鉛球でした。鉛は硬度が高くはありません。硬い面に落としても響くような音は立てません。当然、そのラトル音はゴトゴト系の重低音となります。

一方、日本製のクランクベイトの多くはスチールもしくはブラス球を使っています。スチール球は比重が低いゆえに、ルアーのバランスが取りやすいというメリットがあります。球は基本的にコンマ数mm刻みに規格があります。高比重ウェイトの場合は、1サイズ違えただけでも一気に重くなるのでバランスを取りにくい。スチールの場合は数サイズ違いでも重さの差が少ないので最も良いバランスを見出しやすい。時にはスチールとブラスを組み合わせる場合もあります。いずれにせよこれらは素材が硬いので、カチカチ系の高音となる。

ではどっちが釣れる？その答えは「どちらも釣れる」です。魚が全く釣れないクランクベイトなんて聞いたことがない。

ウェイトボールの種類には、鉛球、スチール球、ブラス球、タングステン球、ガラスビーズがあります。これらの比重というのは大きく異なります。
スチール　7.8前後
ブラス（真鍮）　8.45
鉛　11.34
タングステン　19.30

（上記は純素材での数値です。実際には混合物や合金化させる都合上、やや落ちるのが通例です）

同じ径の球であっても、スチールとタングステンではまるっきり重さが違う。

日本製のクランクベイトは、最初からスチール球やブラス球の使用が前提で設計を進めていきます。その上で完成された製品なのですから、それが最も優れたバランスセッティングとなっているのです。

一方、往年のクランクベイトは鉛球を内蔵させることを前提に作られていて、その結果として完成されたわけです。鉛球ありきのルアーというわけです。

これらをゴッチャにしてはいけないのです。

例えば、鉛球が内蔵された往年のクランクベイトがあったとします。それを再販復刻しようとしたら、同様のウェイトを内蔵させなくてはいけません。もしこれをスチール球で再現しようとしたらどうなるでしょうか？鉛の比重は11.34　スチールの比重は7.8。同じバランスセッティングが出せるはずがない。

だから、最初からカチカチ系のものはそれで良いのです。一方、往年のゴトゴト系クランクの復刻版がカチカチ系の高音に変わっていたとしたら、それはちょっと、疑って掛かっても良いかもしれません。何度かそういう経験、ありますから。

先日、自転車屋さんに自分の愛車（ママチャリ）を持っていきました。自分は通勤時、駅までの道のりは自転車です。週末を除き毎日乗っているというわけです。

既に愛車も5～6年は乗っているので、さすがにあちこちくたびれてきていました。特にチェーンはもうダルダルに伸びてしまい、ちょっとした際にすぐ外れてしまうこともしばしば。これはさすがに限界だな。

自転車屋さんにチェーンの修理をして欲しいと伝えると、調整で済めば￥300、おそらくないとは思うが新品交換で￥3000と言われました。別に￥3000程度掛かってしまうのは想定内の範疇なので、自転車屋さんに判断をお任せして作業に取り掛かってもらいました。1時間半ほど時間が掛かるとのことで一旦自転車を預け、夕方にそれを引き取りに行きました。

結果、チェーンの調整で済んだとのことで、会計は￥300。こんなに安くで済むのならもっと早く持ってきていれば良かった。もちろんチェーンのたるみは全くなくなり、力強く漕いでもたわんでいる感じがしない。うん、完璧だ！

そして次の日の朝。いつものように自転車にまたがり駅へと向かう。チェーンの具合はもちろんいい。でも何か乗り心地が全然違うのです。タイヤの空気圧もパンパンになっていて路面の凹凸をビンビン感じる。ブレーキの効きもキュッと止まるようになっている。曲がっていた反射板もいつの間にか真っ直ぐになっている。緩んでいた部分が増し締めされている！

どうやら、私がお願いしたのはチェーンの修理（調整）だけだったのですが、それ以外の部分もきっちりと整備してくれていたようなのです。自分は￥300しか出していないのにここまでやってくれたのか！

恐るべきサービス精神に、ただただ脱帽。素晴らしいの一言です。

現在、スミスのオリジナルワームに関しては「パフォーマンスベイト」というブランド名で括っています。そのルーツとも言えるのがこのリスティックというワームです。私が開発を担当した商品ではありませんが、当時は気に入って多用していたワームの1つ。

この商品が出ていた頃というのはセンコーに端を発した高比重のスティックベイトがブームを巻き起こしていました。リスティックは高比重にリアルシェイプをプラスしたもの。特にラミネートカラーのナチュラルっぷりはかなりのものでした。

さらに腹部がフラット（やや凹んでいる）なので水平フォール中にユラユラ揺れる。ラミネートカラーは特に沈んでいく際の色合いの変化がベイトフィッシュっぽかった。キラキラしながら沈んでいくからです。それだけで充分なアピールになっていました。

投げて沈めるだけで勝手にラインが走っていく、そんな印象でした。もっとも、当時は今とは比べ物にならないくらい、バスの数も多かったのですけど。

ダートさせても良い動きをするワームでしたが、素材が柔らかかったのであまり激しいロッドワークには向いていなかった（ズレやすかった）。ですので私は主にフォールで使っていました。

個人的にはテール部分がピンテールだったらモロに私好みだったのですが、今でもアレンジ次第で充分に威力を発揮しそう。もっとも、私の手持ちもあと6本だけなのですけど（汗）

私がワームの釣りに目覚めた頃に多用していたのがツインティーズのティーズワーム。初期型のティーズワームは台紙をラップで包んであるパッケージでした。価格はとても良心的なもので、中学生だった自分にも買えるものでした。

しかしティーズワームはモデルチェンジしてSSSティーズワームになります。マテリアルには塩が入り、テロテロに柔らかくなった。

これが仲間内では非常に不評でした。柔らかすぎてすぐに切れてしまう。耐久性がなさ過ぎる。塩なんて入れたおかげで値段まで高くなった。中学生・高校生にはちょっと買いにくくなった。結果、私を含めた仲間の多くが他のワームに移行した。けれども、初期型ティーズワームに代わるものが欲しいという願いは皆の胸の中に確実にありました。耐久性があって、ゆっくり引いてもよく動いて、それでいて安いワームです。

そして私が大学生になった頃、その願いは叶えられた。スミスからヌードルワームが発売されたからです。

テールは薄く、デッドスローで引いても波打って泳ぐ。ちょっと細いのが気になりましたが、耐久性も抜群でした。そして何より10本入で￥380！安さでもティーズワームを超えた。自由に使えるお金が限られていた中学生や高校生の頃にこのワームがあれば・・・

印旛沼では晩秋になるとバスが沖の簾立に集結してきました。ヌードルワームのスプリットショットリグを落としてやると20本以上は軽く釣れた。北浦の神宮橋の橋桁なんてエンドレスに釣れ続ける。亀山や三島湖といったリザーバーでは何も考えず岸沿いにヌードルワームのスプリットショットを落としてやれば二桁なんてアッという間に釣れた。

ヌードルワームでそれだけ釣れるものだから、当時は塩入のワームが出たところでその効果に懐疑的だったほどです。ちなみにSSSティーズワームと釣り比べてみても当時は差なんて付かなかった。むしろ耐久性の面でヌードルワームの方が良いとさえ思っていたほど。

やがて時代は流れ、ゲーリーグラブやサタンワームが世の中を席巻すると、やっぱり塩入のワームが釣れると感じるようになった。その頃になって初めて、ヌードルワームの力が塩入のワームのそれよりも劣るように感じるようになった。

今でも自宅に山ほどストックがあるヌードルワーム。果たしてこの先、自分がこれを使う機会は来るだろうか。

先月もお邪魔させていただいたのですが、今日はマイボートを保有している人達のボートシーバスの大会に参加させていただきました。今年から始めたそうなのですが今のところはプレシーズンマッチ的なもので、来年からはきちんとしたシリーズ戦として開催していくとの事です。

なお、1尾の長寸で順位を競っています。キーパーサイズは60cm。ちなみに前回の大会においては、私達のボートは誰もキーパーサイズをキャッチすることが出来ませんでした。

先週はタックルの準備を進めつつ、当日が来るのを心待ちにしていました。しかしどうやら当日は風が強くかなり荒れるらしい。こりゃ中止だろうなと半分諦めていたのですが「やります」との事で稲葉プロと共に現地に向かいました。

朝はまださほど荒れてはいなかったのでスタート。しかし荒れ具合によっては帰着時間を繰り上げる判断をするとの事でした。荒れ始める前に何とかキーパーサイズを釣りたい！

目指したポイントは某所沖。ここのところ好調のようで既に多くのプレジャーボートやガイド艇が浮いており銀座と化していました。少し広範囲ながら鳥山も立っていて、あちらこちらでボイルも見られました。地形やストラクチャーを釣るわけではなく、全方位キャストでベイトフィッシュとリンクして動いている魚を狙っていく感じです。バス釣りで言うところのディープフラットの釣りといったところでしょう。

ファーストヒットは私のメタルバイブに来ました。しかも60cmアップのキーパーサイズ。やった、今日はもうこれで0じゃない。

続いて稲葉プロのメタルバイブにもヒット。引きが強烈でなかなか浮いてこない。これ、デカイんじゃない？そして浮いてきた魚を見て思わず「うわっ、デケェ！」と声が出た。明らかに80アップ、これは間違いなく優勝が狙える魚。そしてネット係はまたしても私（汗）失敗したら責任重大なこと間違いなし。

しかし前回、大会終了後の居残り練習で稲葉プロが83cmを釣った際、ボートに置いてあるネットではギリギリだったので今回は自分の大型ネットを持ち込んでおきました。それが功を奏した。ランディングに成功した魚は85cmのビッグワン。

他の同船者の方たちも無事にキーパーサイズを揃え、私達のボートは全員ウェイインできることになりました。前回は誰も検量できなかったので実に嬉しい。

多少の当たり外れはありましたが、今日の某所沖は凄かった。シーバスの連続ヒットやダブルヒットなども頻繁にありました。また同船者の方が良い型のワラサも釣り上げました。

しかし某所沖も徐々に強まってきた風によって釣りをしているのがかなりキツイ状態になってきました。

その後は風裏となるエリアや運河筋のストラクチャーなどを攻めましたが、ポツポツと釣れはするものの、入れ替えサイズには到底及ばない感じでした。

その後も風が弱まりを見せる様子はなく、競技時間を繰り上げて11時に帰着となりました。ちょっと釣り足りない気もしましたが、状況が状況だけに賢明な判断だったと思います。

検量。私の釣ったシーバスは縮んでしまうとノンキーパー判定されてしまうんじゃないかと思いましたが、ギリギリセーフでホッ。ようやくキーパーサイズのシーバスをウェイイン出来ました。

そして優勝は稲葉プロの釣った83cm。釣り上げた直後は85cmありましたが、少し縮んでしまったようです。とはいえダントツの優勝には違いありません。80cmオーバーはこの1尾のみでした。おめでとうございます！

「池島さんもボートを買ってガイドをやりましょうよ」とボートオーナーのMさんに勧められてしまったのですが、自分は貧乏な一般庶民ですから無理です！でも、好きな時に海に繰り出してシーバスを釣る、なんて生活には本当に憧れます。

自分はシーバスをスピナーベイトで釣り上げたことがあります。ウィードマスターのホワイトで、埼玉の元荒川で釣り上げました。

では、スピナーベイトでシーバスを狙ってみたら釣れるでしょうか？その答えは、釣れません。マグレで釣れることがあっても狙って釣れるほどのものじゃない。たまたま釣れてしまうことがあったとしても、ミノーやバイブレーションに比べたら全く太刀打ちできない。つまり、一般的にはスピナーベイトはシーバス向きではないと考えるのが普通です。

では、スピナーベイトのどこがシーバス向きではないのでしょうか。

ブレード？いや、シーバスにはテールスピンジグが効くのだからそれは違います。となると、ヘッド側がいけないということになります。つまりは「ラバー」です。言われてみれば、ラバージグでシーバスを釣り上げたなんてほとんど聞いた事がない。皆無ではないのでしょうけれど、偶然の域を脱しないはずです。

フェザージグは日本では使う人がいないけれどストライパーでは多用されるルアーの1つなのでおそらくシーバスもフェザージグでは釣れるはずです。そもそも、ストリーマーなら普通に喰うわけです。

ということは、シーバスはラバーがあまり好きではないけれど、獣毛は好きということが言えます。

ラージマウスバスは言うまでもなくラバー好きです。スモールマウスバスはどちらでも釣れるけれど、フライへの強い反応を見ると、ラージマウスバスよりも獣毛の好き度合いは高いといえる。

マス類は圧倒的に獣毛好きだけれども、ニジマスだけはラバー好きの嗜好がちょっとだけある。

上記はあくまで私の個人的な主観です。けれども、ラバージグで釣れない魚もストリーマーなら釣れるだとか、或いはその逆もあるということは、魚種によってゴム好きと毛好きに分かれるというのはほぼ間違いないと思います。

ルアーマンの視点から言えば、ラバースカートの方が水を掴んでフワフワしたりとナチュラルに感じられます。一方、フェザージグやストリーマーなどは動きも直線的でとても単調なものに感じられる。でも、魚種によって明らかに効くものは違う。ゴムと毛では、その水押しが全く違うことと思います。その違いを判断して、魚は選り好みをしているのかもしれません。

また以前にも書いたことがありますが、魚は直接物体に触れずとも、水を介してその硬さを判断することが出来るのではないかと考えています。ラバーや毛の「肌触り」ならぬ「水触り」でその違いを判断し、喰うか否かの判断をしているように思えるのです。

グローバグヤーンをまとっただけのアラベスクがスプーンに見向きもしないスレたニジマスでも爆釣できるのはなぜなのか。単に小さいからとか、ペレットっぽいという理由付けに留めてしまう見解も多いけれど、自分は素材の質感（硬さ）がニジマスに好まれるからだと思っている。

ラバーを装着したルアーは沢山ある。フライの世界ではフェザーやヘアーの種類は豊富に組み合わされている。でも、フェザーやヘアーを研究して作られたルアーというのはほとんどない。まだルアーには模索しきれていない部分があると思うし、これから画期的な製品が出てくる可能性も充分あると思う。

近年、シーバス用のメタルバイブが大人気です。でも、シーバス用のメタルバイブ自体は以前からありました。スミスのバイメタル、ティムコさんのソルトマンブラッシー、ダイワさんにも確かあったはず。でも、当時は人気に火が点かなかった。

それがここにきて完全に定番化するほどの勢いとなった。特に港湾部の釣りにおいて人気があり、今では通常のバイブレーションプラグ、そして一昔前までブームだったテールスピンジグをも凌ぐ勢いです。

そして遂に、スミスからも新型のメタルバイブが発売となります。それがこの『ハイパーブレード』。

パッと見は普通のメタルバイブレーションじゃない？まぁ確かに。でも実戦面で使いやすいよう各所に工夫が凝らしてあります。

【センターバランス】
飛行時やフォールの際のライントラブルを減少させ、水平姿勢を維持しながら泳いでバイトを誘発する。これがハイパーブレードの一番の開発コンセプトだったようです。実際にテストした人の話では、各社の製品と比較してもハイパーブレードは断然糸絡みが少ない！との高評価を得ています。

【2ウェイアクション】
ラインホールが2箇所空いています。実は最初のプロトモデルでは穴の位置がもっと多かったそうですが、最も実用的な2ホールのみ残してあるようです。フロントは水平姿勢を維持しつつ、タイトウォッブリングで泳ぎます。速引き時にも良好。リアはやや頭下がりの姿勢にてワイドウォッブリングで泳ぎます。こちらはスローリトリーブにも対応。販売時はフロントポジションにスナップが付きます。好みや状況によってチェンジすることが可能です。

【NTスイベル製スナップ採用】
シーバス用のメタルバイブに標準装備されているスナップはクロスロックタイプのものが多いのですが、ホールの位置を変えたりルアー交換時に手間取る点が否めません。ハイパーブレードではクロスロックではなくナイススナップを採用。但し、強度で定評のあるNTスイベル製のスナップです。利便性と強度を両立させています。

【ステンレスプレート採用】
通常、バス用も含めメタルバイブレーションの本体プレートにはブラス（真鍮）板が用いられることが一般的です。でも、ミスキャストでぶつけたりすると曲がりやすい。加えて、傷が入り海水が浸入すると青錆を発生させることがある。ハイパーブレードではステンレスプレートを採用。多少コスト高になっているのは否めませんがその分長く使えることを考えれば・・・

【剥がれ難いホログラムシート】
私がこれまで使ったメタルバイブの多くは、海で酷使するとホログラムシートがパリパリ剥がれていってしまうものが多かったです。部分的に剥がれ出すと、もう駄目。そこから海水が浸入してアッという間に広範囲に剥がれてしまう。
ハイパーブレードではまず、仕上げのクリアーコートをディッピングで厚めに仕上げています。また、一般的にホログラムというのは箔転写という手法で本体に貼り付けるのですが、ハイパーブレードの場合はフィルムの転写ではなく、ホログラムシールを貼り付けています（#03を除く）。フィルムの箔転写と違い、パリパリと大きく剥がれ落ちてしまいにくい。

#01 ：マイワシ

#02 ：カタクチ

#03 ：キビナゴ

#04 ：ブルーピンク

#05 ：アカキン

#06 ：クロキン

#07 ：グリーンゴールド

#08 ：レーザーピンク

#09 ：ピンクゴールド

#10 ：マーブル

#11 ：チャート

#12 ：グロー

・全長：84mm
・自重：30g
・標準小売価格：￥1,200

・12月発売予定

現在ではワームを使うことが出来ない河口湖ですが、私がまだトーナメンターだった頃はもちろんワームの釣りが主流でした。そして当時、河口湖で釣りをするトーナメンターが必ず持っていたのがミニチューブです。いわゆる一口サイズのチューブベイト。使い方は様々。ジグヘッドでもいいし、マスバリにチョン掛けしてキャロで使ってもいい。

けれどもミニチューブは比較的使い手によって大きな差が出るルアーでもあるのです。船団の中でも、特定の人だけ連発している。よっぽどピンスポットを抑えているのかと思いましたがそうとも限らず、使っているジグヘッドにキモがあったようです。そうしたミニチューのキモを掴んでいた人は、大会でも安定した成績を残していました。

また、ミニチューブは創意工夫好きのアングラーにはいじり甲斐のあるワームでした。何せ中が中空なわけですから浮力体を入れたり、スポンジを入れてフォーミュラを長時間保持させるようにしたり。

（チューブの元祖、BASS'N MAN製ミニチューブ）

（一際小さなミニチューブ、デルタベイト）

（キング・オブ・ミニチュー、フェニックス）

（造りの丁寧さが光る、MGミニチューブ）

ミニチューブの中で最も良く仕上げてあるのはスミスのMGミニチューブだったと思います。形状も均一だったし、足の裁断も綺麗だった。それに比べて、フェニックスやデルタベイトのミニチューブは足の裁断が不完全だったり均一でなかったりしました。当然、綺麗に波打つような動きが出ない。

にも関わらず、一番釣れるのはフェニックスのミニチューブでした。カタチや仕上げがどうこうより、塩入のマテリアルの強さだったんだろうと思います。

当時はミニチューブが河口湖トーナメンターのマストアイテムだったのは間違いないところです。それで勝った人も多い。日本一のハイプレッシャーレイクでトーナメンターが最終的に頼りにしていたワーム、ある意味ミニチューブは最強ルアーの1つであったはずです。

それが今となってはどうだろう？もはやミニチューブなんて使っている人はほとんど見なくなった。店頭販売されているのも見掛けなくなった。ダウンショットやワッキーリグが流行りだしてから廃れたような気もするけど、どうしてだろう。

ミニチューブが時代に忘れ去られていくのと共に、同じように忘れ去られて行ったものがあります。当たり前ですが、ミニチューブ用のジグヘッドです。

ミニチュー全盛期は、当然の如くミニチューブ用ジグヘッドの需要も高かったのです。いずれもチューブの本体内にインサートして使うものでした。そしてその刺し位置によってスパイラルフォールの度合いが変わってくる。そんなところもまたマニア心をくすぐりました。

【スミス・ミニヘッド】

化研フックといいサイズといい、まさに日本のミニチュー文化を象徴しているジグヘッドです。

【フェニックスのミニチューブヘッド】

同社のミニチューブにジャストマッチ。ややフックが大きいようにも思いますが、ジグヘッドをチューブ内の最前部でセットしてもフックを後方から出せます。ジグヘッドをセットする際にはハリ先は一切ワームに刺し通すことがありません。元々チューブ用のヘッドというのは、本体後方からハリ先を出せるように大き目のフックを用いたものが多く、このヘッドもその流れを汲んだものと言えます。ただこの金色のハリ、刺さりがね・・・

【スミス・チューブヘッド】

これはいわゆる「リアクションチューブ」用のジグヘッドです。写真のヘッドは1/4oz。リアクションチューブとは比較的ヘビーウェイトのジグヘッドをミニチューブにセットし、メリハリのある動きで誘うもの。軽いジグヘッドでスパイラルフォールでフワッと落とすという流派とはまるっきり異なるものでした。その自重ゆえ、私はライトテキサスリグ用のベイトタックルで使っていたのですが、しばらく使っているうちにミニチューの足がどんどん千切れてなくなっていきました。ベイトタックルでは、ミニチューに負荷が掛かりすぎだったようです。以降、私はあまりこの釣り方は試さなくなりました。

これらミニチューブ用ジグヘッドの致命傷は他のワーム用としての転用が利かないというところです。そのため、ミニチューの衰退と共に道連れとなってしまった。

ところで、今ミニチューを使ったらどうなるのでしょうね？周囲に釣り負ける？それとも一人勝ち？！どちらに転ぶかはわからないけれど、試してみる価値、ゼロじゃないですよね。

本日より始まったJBトーナメントの総決算、JBジャパンスーパーバスクラシック。スミス勢で参戦している篠塚プロは初日、参加者中唯一のリミットメイクで3位につけています。というわけで、明日は篠塚プロの応援のため、私も現地入りする予定です。

さて、明日はバスフェスタと銘打ってギャラリー向けにも色々な趣向が凝らされているようです。多数のメーカーブースも出展するようですし（スミスは出展予定なしです、ごめんなさい）相当数の商品が無料で当たる大抽選会も予定されているようです。

http://www.jbnbc.jp/_JB2013/japan_super_bass_classic.php#bf

リール：6台
ロッド：16本
偏光グラス：38
ルアー：凄い量

船外機：5台
バッテリー：10台
バッテリーチャージャー：10台

バッテリー、いいなぁ。それにしても船外機5台って凄くないですか（汗）？

この他にも日用品やらフォーミュラやらDVDやらTシャツやら、山盛の商品が準備されているようです。自分は業界人なのでさすがに抽選会には参加しませんけれど、なかなかない機会だと思いますので、皆さんは是非参加されてみてはどうかと思います。

なお、無料抽選券は朝7時半より会場にて配布、枚数限定で無くなり次第終了とのことですので、抽選会を目的に行かれる方はちょっと早めに現地に到着するのがいいでしょう。

自分は明日はそのまま現地周辺に宿泊、月曜日はフィールドで動画撮影のサポートをする予定。フィールドに出向いているのに釣りをするわけではないという、釣り人的にはちょっと厳しい2日間を過ごして来ます。

北浦で開催されたJBジャパンスーパーバスクラシック、スミスサポートプロの篠塚亮プロが遂に優勝を果たしました。
思えば2011年、野尻湖で開催されたクラシックではあと一歩というところで準優勝に甘んじた。そして今年は篠塚プロのホームである北浦開催。またとないチャンスでした。今シーズンを迎えるにあたり、何とかクラシックの出場権を獲得したいと口にし、それに向かって努力を続けてきたのを自分は知っています。
とはいえ釣りには不確定要素も多く、必ずしも努力が報われるとは限らないし、ましてやクラシック制覇なんてとんでもなく高い目標です。皆が狙っているビッグタイトルなのだから。
けれども、篠塚プロはそれを見事にやってのけた。夢を努力で掴む瞬間をまざまざと見せつけられました。スミスサポートだから言う訳ではないけれど、すげぇ、本当にすげぇ！
心から、おめでとう。

ジェロニモMR

ベクトロンアイ・ノーマン

新たなクマグッズ！

ルーハージェンセン　レイダー10

篠塚亮プロ、JBクラシック出場決定！

11月3日はしらこばと水上公園へ！

11/2　今日の水郷

11/3　みんなで遊ぼうフィッシング祭りinしらこばと

バスバブル期のワームドッサリ？！足立区S釣具店

ゴトゴト、カチカチ

自転車屋さんのサービス精神

リスティック

ヌードルワーム

11/10　今日の東京湾ボートシーバス

ゴム好き？毛好き？

シーバス用メタルバイブ、ハイパーブレード

ミニチューいずこへ

ミニチューいずこへ・2

JBバスフェスタ

篠塚亮プロ、悲願のクラシック制覇！