私は個人的にはバス釣りがメインなのですが、仕事柄釣り関係の雑誌には広く目を通しています。ソルトルアーの雑誌もそのほとんどに目を通す。仕事の一環なので、読んでいて楽しいだとか夢中になるなどといった感覚はあまりないです。
そんな中、唯一と言ってよいほど惹きつけられる記事があります。それは内外出版社さんのルアーマガジンソルトにある「アウェイの洗礼」というコーナーです。これがとにかく最高に面白い。
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ご存じない方のために簡単に説明すると、著名なアングラーが見知らぬ土地に赴いて釣りをするというもの。ちなみに事前情報の収集は出来ない。もちろん誰か地元の人が案内してくれることもない。アングラーの実力のみが問われる。
なんだそれだけか、と思う人もいるかもしれないけれど、登場するアングラーが結果を出すために全力を尽くすプロセスがページに凝縮されているのです。結果、見事に結果を出す人もいれば、残念ながら結果に恵まれない人もいるのですが、そこに至るまでのアングラーの予想、作戦、行動、そして次の一手は・・・といった部分が最高に面白い。そこにはアングラーの個性も表れるし、自分のホームフィールドと重ね併せて考えたり、或いは地元のアングラーが思いも付かないような手段で結果を出すときもある。
多くの釣り人はホームフィールドがあると思います。その場所が家から近いとか好きだからといった理由があるからだと思うのですが、釣り人というのはホームフィールドでの釣りを基軸として成長していくものです。その結果、釣りのスタイルというものも確立されていく。そしていつの間にか立派な釣果を出せるようになっていくものです。その過程においてはもちろん技術の向上もあるのですが、フィールドの理解度、簡単に言うと季節ごとに良く釣れるポイントというものがだんだんと経験として蓄積されていくことにも比例しているのです。
では、釣りのエキスパートとは何でしょうか?よく魚を釣ること、というのはもちろん前提条件です。ですが、よく魚を釣るからといって必ずしもその人がエキスパートと断定することは出来ないのです。とあるライターさんが言っていたのですが、「得意なフィールドで、タイミングを選んで釣るという人ならいくらでもいる。でもそれらが揃わないと結果が出せないような人も多い」
同じ釣りを繰り返すことでその精度は高まっていく。でもそうなると、1からゲームを組み立てていくというプロセスからは疎遠になってしまう。
今はネットが普及しているので情報の伝達も早いし、よく釣れる場所や効果的なルアーなども調べようと思えばさほど難しいことではありません。つまり、釣りに行く前からおおよそ絞れてしまう。これは自分自身の経験からではなく、他人の情報を利用しての絞込みです。これは自身のスキルとは関係がない。
そして運が良ければ、事前に調べた場所やルアーで釣果を上げることも出来るでしょう。でもそれはある程度予想できた範疇の出来事でしかありません。
ネットなんてなかった時代。航空写真を見て地形を調べ、ここがいいんじゃないか、あそこがいいんじゃないかと房総半島をグルグルと回っていた時もある。時には現地の様子が想像していたのとは全く違っていたり。もちろん、霞ヶ浦・北浦もそうして回って来た。自分の足で。
今考えれば随分と遠回りだったなと思える部分もかなりありますが、それがドンピシャにハマった時の感動といったらなかったです。
今は何でも簡単に調べられる時代、何もわざわざ遠回りをする必要もないのだけれど、それではスキルは上げられない。結果を出した時の感動も薄い。
「アウェイの洗礼」を読んでいると、まだネットがなく手探りで釣り場を探索していた頃の自分達を思い出す。途中の苦労や、結果を出した時の喜びもオーバーラップしてきます。
こんな時代だからこそ「アウェイの洗礼」面白い!自分も見知らぬ土地で、事前情報なんか仕入れずに純粋に魚を追ってみたくなります、自分の力で。
そんな中、唯一と言ってよいほど惹きつけられる記事があります。それは内外出版社さんのルアーマガジンソルトにある「アウェイの洗礼」というコーナーです。これがとにかく最高に面白い。

ご存じない方のために簡単に説明すると、著名なアングラーが見知らぬ土地に赴いて釣りをするというもの。ちなみに事前情報の収集は出来ない。もちろん誰か地元の人が案内してくれることもない。アングラーの実力のみが問われる。
なんだそれだけか、と思う人もいるかもしれないけれど、登場するアングラーが結果を出すために全力を尽くすプロセスがページに凝縮されているのです。結果、見事に結果を出す人もいれば、残念ながら結果に恵まれない人もいるのですが、そこに至るまでのアングラーの予想、作戦、行動、そして次の一手は・・・といった部分が最高に面白い。そこにはアングラーの個性も表れるし、自分のホームフィールドと重ね併せて考えたり、或いは地元のアングラーが思いも付かないような手段で結果を出すときもある。
多くの釣り人はホームフィールドがあると思います。その場所が家から近いとか好きだからといった理由があるからだと思うのですが、釣り人というのはホームフィールドでの釣りを基軸として成長していくものです。その結果、釣りのスタイルというものも確立されていく。そしていつの間にか立派な釣果を出せるようになっていくものです。その過程においてはもちろん技術の向上もあるのですが、フィールドの理解度、簡単に言うと季節ごとに良く釣れるポイントというものがだんだんと経験として蓄積されていくことにも比例しているのです。
では、釣りのエキスパートとは何でしょうか?よく魚を釣ること、というのはもちろん前提条件です。ですが、よく魚を釣るからといって必ずしもその人がエキスパートと断定することは出来ないのです。とあるライターさんが言っていたのですが、「得意なフィールドで、タイミングを選んで釣るという人ならいくらでもいる。でもそれらが揃わないと結果が出せないような人も多い」
同じ釣りを繰り返すことでその精度は高まっていく。でもそうなると、1からゲームを組み立てていくというプロセスからは疎遠になってしまう。
今はネットが普及しているので情報の伝達も早いし、よく釣れる場所や効果的なルアーなども調べようと思えばさほど難しいことではありません。つまり、釣りに行く前からおおよそ絞れてしまう。これは自分自身の経験からではなく、他人の情報を利用しての絞込みです。これは自身のスキルとは関係がない。
そして運が良ければ、事前に調べた場所やルアーで釣果を上げることも出来るでしょう。でもそれはある程度予想できた範疇の出来事でしかありません。
ネットなんてなかった時代。航空写真を見て地形を調べ、ここがいいんじゃないか、あそこがいいんじゃないかと房総半島をグルグルと回っていた時もある。時には現地の様子が想像していたのとは全く違っていたり。もちろん、霞ヶ浦・北浦もそうして回って来た。自分の足で。
今考えれば随分と遠回りだったなと思える部分もかなりありますが、それがドンピシャにハマった時の感動といったらなかったです。
今は何でも簡単に調べられる時代、何もわざわざ遠回りをする必要もないのだけれど、それではスキルは上げられない。結果を出した時の感動も薄い。
「アウェイの洗礼」を読んでいると、まだネットがなく手探りで釣り場を探索していた頃の自分達を思い出す。途中の苦労や、結果を出した時の喜びもオーバーラップしてきます。
こんな時代だからこそ「アウェイの洗礼」面白い!自分も見知らぬ土地で、事前情報なんか仕入れずに純粋に魚を追ってみたくなります、自分の力で。
