3/17　今日の水郷

水郷の春は小場所から、というのが自分のセオリーです。小場所では2月下旬には釣れ始めるところが何箇所かあります。ありますというか、ありました。
厳寒期は1尾出るかどうかという場所で、2月半ばを過ぎるといきなり二桁釣れるようになるところもありました。単発的な爆釣ではなく、そのまま釣れ続けてシーズンインに至る。

その場所は現在では土砂が堆積して浅くなり、魚がほとんどいない状況になってしまった。他の有望場所に関しても同じように水深が浅くなってしまったり、そもそものバスの個体数が激減したことにより爆発力を失ってしまったところもあります。自分の手持ちで今でもしっかり機能してくれる場所というのは既にほとんど残っていない。

なので、もはや自分の経験を駆使しても思うような釣果を得ることが難しいのが現状です。今は3月中旬。バスが多かった時代でもまだこの時期に中規模河川やメインレイクで釣るのは難しい。ですが小場所はすっかり春。昔であれば普通に釣れる時期でした。

3月中旬であれば間違いなくシーズンに入っているはずの千葉県某所。幸い狙ったエリアに一番乗りすることが出来ましたが水の色が悪い。既に周辺の田んぼでは田おこしも始まっています。降雨もあったので田んぼの水が水路を経由して流入してしまったようでした。
スパイニーアックスのワッキーリグとレティクルシャッドで丹念に攻めましたがノーバイト。午前中の天候も少しピーカン過ぎたかも。

時期的にはまだ早いと思いつつも、中規模河川である茨城県某川へ。消波ブロックの穴撃ちをやろうと思いましたが狙ったエリアは先行者多数で断念。別の消波ブロック帯に行き、ダウンショットで攻めましたがノーバイト。この頃から東風が強く吹き始め、風が下流から上流方向へ抜けていくと同時に下流の濁った水がどんどん上流方向に流れて来てしまったため、見切りを付けました。

昼を過ぎるとピーカンだった天候が怪しくなってきました。雲が厚く、雨がパラついてきてもおかしくない雰囲気。これならいけるかもと思い、霞ヶ浦水系某流入河川へ移動。夕マヅメに入ろうとしていた場所ですが、薄暗い天候なので可能性有りと判断しました。

が、ここも水が白濁していました。この時期は例年白濁していることが多いので想定内ではあります。酷い時には真っ白になります。今日は透明度20cmといったところでしょうか。まるっきりダメというわけではないですが、かなり厳しい。でもこの場所に来てしまうともう他の場所に移動するという選択肢が無い、この場所で心中するしかありません。

スパイニーアックスで奇跡の1バイト。慎重に喰わせて獲りました。白濁した水の中にいる魚なので魚体も白いですね。

何とかもう1本と思い日没まで粘りましたがノーバイトでした。奇跡の1バイトを獲り損ねていたらノーフィッシュでした。危ない、危ない・・・

簡単ではないだろうなと予想はしていましたが、厳しかった。この時期に可能性があるスポットの手持ちをもう少し増やさないと苦戦が続いてしまいそうです。