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Channel: IKE-Pの釣れづれ日記
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モーターオイルの威力

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私がかつて大好きだったカラーの1つ、モーターオイル。いや、それが好きだったのは自分だけではなかったはず。だって当時は定番カラーの1つだった。フラッターテールにもティーズワームにもスライダーにもサタンワームにもギドバグにもちゃんとラインナップされていました。

現実的な話になりますが、当時はなかなか自分の好きな色のワームというのは思うように入手出来ませんでした。お店にティーズワームを買いに行くと、クリアー銀ラメとエレクトリックブルーと、ブラック青ラメと、モーターオイルが並んでいたとします。そうすると私は、一番大好きだったエレクトリックブルーのティーズワームを1パックか2パックほど買うのです。でもそんな良いタイミングというのはなかなかありませんでした。大概、せいぜい2色くらいしか置いてなく、選択の余地はなかったのです。でも、ティーズワームの場合は特に嫌いな色もなかったのでそれでも良かった。



しかしフラッターテールには苦労させられました。このワームはどういうわけか2トーンカラーのラインナップがやたらと多く、しかも店頭で売られているものも2トーンカラーのものばかりだった。パープル/パールやブルー/ブルーパールなどといったカラーです。でも当時のスミスのカタログを見ると、一応は使えそうなカラーも幾つかありました。スモーク/赤ラメやブラック/金ラメ、クリアー/銀ラメ、そしてモーターオイルといった単色のカラーでした。しかしなかなか私が買いに行く釣具屋にそれらは入荷してこなかった。

それでも何とか、モーターオイルカラーのフラッターテールは入手しやすくなった。

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モーターオイルカラーは既にティーズワームで実績を得ていました。ただ、ティーズワームのモーターオイルカラーは比較的ラメがびっしりと入ったカラーで、反射の要素が強い色のように感じていました。それに比べてフラッターテールのモーターオイルカラーはラメが少なく、これはこれでまた違った感じだなと思いました。

モーターオイルカラーの特徴は、光にかざすと茶色なのに水中に入れると表面が緑がかって見えるところです。バスからはどう見えているんだろう、私は多分緑色に見えていると思うのだけれど。但し、ウォーターメロンのような透ける緑色ではなく、まるで表面にうっすらとコケでも生えたかのような、不思議な緑色。この色を出すための特別な顔料でもあるんだろうか。

何はともあれ、モーターオイルカラーのフラッターテールは当時釣れまくった。近所のスレまくりの池でも、フロートチューブで浮いていた将監川でも、そして牛久沼でもその威力は半端じゃなかった。そして当時まだバス釣り場としては目新しかった亀山ダムでも、スプリットショットリグで岸ギリギリをフリーフォールさせるだけで二桁なんて軽く釣れてしまった。友達と一緒にボートを借りて、一日中フラッターテールを投げていることも少なくなかった。なぜなら当時、その釣り方が一番釣れると思っていたからです。

モーターオイルカラーのフラッターテールは自分のバス釣り歴の中でも、トップクラスにバスを釣り上げてきたワームであるのは間違いないです。その信頼は揺るぎないものがありました。最強だと思っていた。

それが今ではモーターオイルカラーなんて誰も使わない時代になってしまった。もしかしたら今は売っているのを探すことさえ難しいかもしれない。

ちなみに今の時代はグリパン、ウォーターメロン、グリパンブルーフレークが3強です。販売数という意味での3強です。では、釣れるカラーの3強は?モーターオイルカラー、少なくとも売れる3強カラーに決して引けを取らないと思うけど・・・

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