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Channel: IKE-Pの釣れづれ日記
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ウレタンスプレー・その後

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冬の間は仕事が忙しくハンドメイドをしばらく休んでいたのですが、急いで作らなくてはいけないものがあり再開し始めました。

自分のような不規則な製作スケジュールで重宝しているのがウレタンスプレー。普通のウレタンは一度開封してしまったものを数ヶ月後に使う事は難しいですから。仕上げに関してはドブ浸けの方がベターですが、動きを確認したい程度のサンプル品を作る場合はこれで充分。

でもこのウレタンスプレー、ちょっと難有りでした。いつまで経ってもカッチリ固まらない。数ヶ月置けば硬化することを期待したのですが、いつまで経っても少し柔らかい。その状態でエアブラシで下地塗装をすると塗装が割れてしまうのです。

180318-1.jpg

ところが追加で新たに購入したウレタンスプレーはカッチリと硬化するようになった。通常のビン入りのウレタンと全く遜色なく、数日置けば完全に硬化します。
何故だ?ちなみに製造メーカーも購入したお店も同じ。ただ、製品名からすると同じ製品だとは思うのだけどパッケージが少し変わっていました。もしかすると中身も変わったのかもしれません。

ところが、この新しいウレタンスプレーにも難があった。

使い始めた時から、何となく噴射にムラがありました。ノズル詰まりかな?

ウレタンスプレーには使用上の注意があります。使い終わったら缶を逆さにして空吹きをする。そしてノズルをティッシュ等で拭く。そうしないとノズルが詰まってしまうのです。それはわかっているし毎回そうしている。でも使用開始時からちょっとした詰まりを感じていた。

180318-2.jpg

当初はノズルの詰まりを疑っていたのでノズルをウレタン薄め液に数日間浸けて洗浄しました。しかし結果は改善されず・・・
おかしいと思って詰まりのないノズルを交換して噴射してみたところ状況変わらず。こりゃノズルの詰まりじゃない。

そして使用するたびに噴射量が少なくなっていき、ついにはノズルを押しても出なくなった。中身はまだ7割程度残っている。使用頻度を考えてもガス抜けは考えにくい。

180318-3.jpg

缶内部のチューブかバルブの詰まりっぽいですね。これじゃガス抜きも出来ないから廃棄も出来ない。参ったな。

この製品、全部こうなのかな?たまたまだったのなら別にいいけれど、全部同じだというのであればもう買えない。

普通のビン入りウレタンは短期間で製作個数の多いプロのビルダーであればいいけれど、あまりにも無駄が多過ぎるので普通の人には勧められない。セルロースセメントは長期間の保存が効くけれど塗装流れが起きやすいのでやっぱり勧められない。この問題は昔から全然解決していない。

その点、ウレタンスプレーはとてもいいと思うんです。ウレタンの特性はそのままである程度の長期保存ができる。場合によっては必要な分だけ瓶に吹き溜めしてもいいわけでしょ?ドブ浸けの仕上げがしたければそうすればいいし、エアブラシで吹きたくなったらそれも出来る。見方によっては、スプレーするためのスプレー缶というわけではなくて長期保存のためのスプレー缶という捉え方だって出来るわけだから。

だからこそ問題のないウレタンスプレーが欲しいと思っています。それさえあれば、ビン入りのウレタンやセルロースセメントよりもよっぽど使い勝手のいい塗料になると思うからです。

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