震災以降、毎年岩手県に足を運んでいます。今年もまた5/19~21に出向いてきました。
ここ数年、自分が岩手に足を運んでいた理由は、復興支援目的として自分がスタートさせた浄土ヶ浜マリンハウス大物ダービーの準備が主目的でした。事前に制作したポスターとチラシを置いていただけるよう、盛岡市と宮古市の各釣具店に依頼をして回る。そして現場である浄土ヶ浜マリンハウスにダービーの賞品を持参する、というものでした。
2013年からスタートさせた大物ダービーは年々盛り上がりを見せ、今ではシーズン中に延べ700人近い参加があるイベントに成長しました。震災から6年が経過した今、大物ダービーは当初の復興支援目的を達したと判断しました。今後は純粋な釣りイベントとして主催者である浄土ヶ浜マリンハウスさんがやりたいように進めていけばいいと考えています。そのため、私自身は運営から身を引くことにしました。
ですので今年の岩手行きは完全プライベート。釣りの時間をタップリ割いた贅沢な内容となりました。
自分が岩手を訪問するのは決まって5月の3週目の週末です。これまでは大物ダービーのポスターやチラシの制作期間、また釣具店にポスターとチラシを置いてもらうにあたって最良と思われる時期を選んでいたという理由があります。
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ところが2015年5月23日、私が現地を訪問した際にHunter'sのケンタロウさんが58cmというモンスターアイナメを釣り上げた(岸釣りだったため大物ダービーは対象外でした)。自分がこれまでに見たアイナメの中で一番デカイ魚です。
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そしてその翌年の2016年5月22日、やはり私が現地を訪問した際にHunter'sの武田さんがその年の大物ダービー優勝魚となる54cmを釣り上げた。
5月の第3週の週末。この時期って大型アイナメが浄土ヶ浜湾周辺に射してきているタイミングなんじゃないのかな?きっとこの日は浄土ヶ浜でモンスターサイズが上がる。きっと誰かが釣る。運が良ければその魚をこの目で見ることが出来るかもしれない。それをこのブログに載せれば大物ダービーのいい宣伝にもなる。そんな思いもあって、今年もあえて例年と同じ時期を選んで浄土ヶ浜に足を運んだのです。
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そしてその思惑は見事的中。案の定当日に50cmクラスのモンスターサイズが上がった。釣り上げたのは何と・・・
ちなみに5月の第3週の土曜日というのは例年、現地の小学校で運動会が開催される時期でもあります。今回も現地でのガイドを快く引き受けてくれたHunter'sの中嶋さんはまたしてもお子さんの運動会終了後の大変お疲れの中でのガイドとなりました。またの機会には時期をズラそうと思っています。
**********
さて、毎年楽しみにしている岩手でのロックフィッシュゲーム。デイゲームではアイナメ、ナイトゲームではクロソイが狙えます。けれども、どこでもバカスカ釣れるというわけではない。沿岸部は未だに工事中の場所も多く、何も知らない余所者がいきなり行ったところでどこで釣りをしたらいいのかさえもわからないような場所が多い。
その点自分は恵まれています。ロックフィッシュゲームの超エキスパートである中嶋さんがガイドを引き受けて下さるからです。中嶋さんはゲーリーソルトファミリーの一員であり、アピアさんから発売されているBrute HRというロックフィッシュロッドをプロデュースするアングラー。バス釣りもされるので、昨年はJB2桧原湖シリーズにも参加していました。
ロックフィッシュというとホグ系のワームをテキサスリグで、というイメージが強いのですが中嶋さんの釣りは実に多彩。これまで何度も目から鱗が落ちるような釣りを教えてくれた。バス釣りで習得しているノウハウをロックフィッシュゲームに応用して結果を出す。この点で並外れたセンスがあるように思います。ある時は水深僅か40cm、ボトム丸見えポイントでの超シャローデイゲーム。昨年はファットイカのノーシンカーでクロソイ連発。そして今年もまた新しい釣りを見せてくれました。
5月19日の夕方にホテルまで迎えに来てもらい、中嶋さんの車で目的地に向かいました。
最初のエリアは震災以降ずっと工事されていて立ち入り出来なかった場所。それが最近ようやく工事が終わり立ち入り禁止が解除となった。5年以上釣り人が入っていない場所、これはバホバホか?!実際に行ってみると基礎を固める為でしょう、ボトムに根固ブロックがビッシリと沈められていました。これは相当数の根魚をストックしていそうです。ウミタナゴも多かった。
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夕方から釣り始め、もしかしたらラッシュが掛かるかもとの期待を持って暗くなるまで釣り続けましたが、根魚大将2.8インチでクロソイを1尾釣ったのみ。なかなか思うようには行きませんでした。外海に面している場所なので湾内に比べて水温の上昇が遅れているからかもしれない、とは中嶋さん談。 確かに雰囲気的には最高の場所だったので、あと少しすれば一気に状況が変わりそうな気配は感じました。
次に連れて行ってもらった場所は・・・えっ、ココですか?!汽水域ですよね?聞くと、クロソイは汽水域でも問題なしとのこと。そしてこの場所で中嶋さんが見せてくれたのがクロソイのプラッギングゲーム!この日は魚のレンジがいつもより深かったようでプラグで狙うにはイマイチな状況だったようですが、アピアさんのパンチラインとドーバー82Sで次々にクロソイを釣ってみせてくれました。自分は残念ながらプラグではノーヒットでしたが、クロソイが上ずっている状況(場所も重要な様子)では有効な手段だそうで、シンペンタイプが当たる時と通常のミノータイプ(リップ有)が良い時があるようです。ミノーでもシンキング系がレンジ調整しやすくお勧めのようです。
残念ながらプラグではノーヒットだった自分ですが、魚のレンジが深いとわかり根魚大将2.8インチのジグヘッドリグにチェンジ。コンスタントにヒットを得て充分な数のクロソイをキャッチすることが出来ました。
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(釣り上げたクロソイが吐き出した消化中のベイトフィッシュ)
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なおこの汽水ポイント、塩水クサビの入り具合によってバイトが多発する場所とノーバイトの場所があるようでした。そんなこと、自分一人で釣りをしていたら絶対にわからないな。
初日にして充分なクロソイの釣果を上げることが出来たのですが、翌日にはまた夕方以降に中嶋さんがガイドをして下さることになっていました。楽しみでならなかったのですが、昼間は1人なので浄土ヶ浜での手漕ぎボートで大物ダービーにチャレンジすることにしました。これまで何度かチャレンジしてきた浄土ヶ浜のボートフィッシングですが自分は思うような結果が出せず苦戦していました。さて、今年は・・・
(つづく)
ここ数年、自分が岩手に足を運んでいた理由は、復興支援目的として自分がスタートさせた浄土ヶ浜マリンハウス大物ダービーの準備が主目的でした。事前に制作したポスターとチラシを置いていただけるよう、盛岡市と宮古市の各釣具店に依頼をして回る。そして現場である浄土ヶ浜マリンハウスにダービーの賞品を持参する、というものでした。
2013年からスタートさせた大物ダービーは年々盛り上がりを見せ、今ではシーズン中に延べ700人近い参加があるイベントに成長しました。震災から6年が経過した今、大物ダービーは当初の復興支援目的を達したと判断しました。今後は純粋な釣りイベントとして主催者である浄土ヶ浜マリンハウスさんがやりたいように進めていけばいいと考えています。そのため、私自身は運営から身を引くことにしました。
ですので今年の岩手行きは完全プライベート。釣りの時間をタップリ割いた贅沢な内容となりました。
自分が岩手を訪問するのは決まって5月の3週目の週末です。これまでは大物ダービーのポスターやチラシの制作期間、また釣具店にポスターとチラシを置いてもらうにあたって最良と思われる時期を選んでいたという理由があります。

ところが2015年5月23日、私が現地を訪問した際にHunter'sのケンタロウさんが58cmというモンスターアイナメを釣り上げた(岸釣りだったため大物ダービーは対象外でした)。自分がこれまでに見たアイナメの中で一番デカイ魚です。

そしてその翌年の2016年5月22日、やはり私が現地を訪問した際にHunter'sの武田さんがその年の大物ダービー優勝魚となる54cmを釣り上げた。
5月の第3週の週末。この時期って大型アイナメが浄土ヶ浜湾周辺に射してきているタイミングなんじゃないのかな?きっとこの日は浄土ヶ浜でモンスターサイズが上がる。きっと誰かが釣る。運が良ければその魚をこの目で見ることが出来るかもしれない。それをこのブログに載せれば大物ダービーのいい宣伝にもなる。そんな思いもあって、今年もあえて例年と同じ時期を選んで浄土ヶ浜に足を運んだのです。

そしてその思惑は見事的中。案の定当日に50cmクラスのモンスターサイズが上がった。釣り上げたのは何と・・・
ちなみに5月の第3週の土曜日というのは例年、現地の小学校で運動会が開催される時期でもあります。今回も現地でのガイドを快く引き受けてくれたHunter'sの中嶋さんはまたしてもお子さんの運動会終了後の大変お疲れの中でのガイドとなりました。またの機会には時期をズラそうと思っています。
**********
さて、毎年楽しみにしている岩手でのロックフィッシュゲーム。デイゲームではアイナメ、ナイトゲームではクロソイが狙えます。けれども、どこでもバカスカ釣れるというわけではない。沿岸部は未だに工事中の場所も多く、何も知らない余所者がいきなり行ったところでどこで釣りをしたらいいのかさえもわからないような場所が多い。
その点自分は恵まれています。ロックフィッシュゲームの超エキスパートである中嶋さんがガイドを引き受けて下さるからです。中嶋さんはゲーリーソルトファミリーの一員であり、アピアさんから発売されているBrute HRというロックフィッシュロッドをプロデュースするアングラー。バス釣りもされるので、昨年はJB2桧原湖シリーズにも参加していました。
ロックフィッシュというとホグ系のワームをテキサスリグで、というイメージが強いのですが中嶋さんの釣りは実に多彩。これまで何度も目から鱗が落ちるような釣りを教えてくれた。バス釣りで習得しているノウハウをロックフィッシュゲームに応用して結果を出す。この点で並外れたセンスがあるように思います。ある時は水深僅か40cm、ボトム丸見えポイントでの超シャローデイゲーム。昨年はファットイカのノーシンカーでクロソイ連発。そして今年もまた新しい釣りを見せてくれました。
5月19日の夕方にホテルまで迎えに来てもらい、中嶋さんの車で目的地に向かいました。
最初のエリアは震災以降ずっと工事されていて立ち入り出来なかった場所。それが最近ようやく工事が終わり立ち入り禁止が解除となった。5年以上釣り人が入っていない場所、これはバホバホか?!実際に行ってみると基礎を固める為でしょう、ボトムに根固ブロックがビッシリと沈められていました。これは相当数の根魚をストックしていそうです。ウミタナゴも多かった。


夕方から釣り始め、もしかしたらラッシュが掛かるかもとの期待を持って暗くなるまで釣り続けましたが、根魚大将2.8インチでクロソイを1尾釣ったのみ。なかなか思うようには行きませんでした。外海に面している場所なので湾内に比べて水温の上昇が遅れているからかもしれない、とは中嶋さん談。 確かに雰囲気的には最高の場所だったので、あと少しすれば一気に状況が変わりそうな気配は感じました。
次に連れて行ってもらった場所は・・・えっ、ココですか?!汽水域ですよね?聞くと、クロソイは汽水域でも問題なしとのこと。そしてこの場所で中嶋さんが見せてくれたのがクロソイのプラッギングゲーム!この日は魚のレンジがいつもより深かったようでプラグで狙うにはイマイチな状況だったようですが、アピアさんのパンチラインとドーバー82Sで次々にクロソイを釣ってみせてくれました。自分は残念ながらプラグではノーヒットでしたが、クロソイが上ずっている状況(場所も重要な様子)では有効な手段だそうで、シンペンタイプが当たる時と通常のミノータイプ(リップ有)が良い時があるようです。ミノーでもシンキング系がレンジ調整しやすくお勧めのようです。
残念ながらプラグではノーヒットだった自分ですが、魚のレンジが深いとわかり根魚大将2.8インチのジグヘッドリグにチェンジ。コンスタントにヒットを得て充分な数のクロソイをキャッチすることが出来ました。



(釣り上げたクロソイが吐き出した消化中のベイトフィッシュ)


なおこの汽水ポイント、塩水クサビの入り具合によってバイトが多発する場所とノーバイトの場所があるようでした。そんなこと、自分一人で釣りをしていたら絶対にわからないな。
初日にして充分なクロソイの釣果を上げることが出来たのですが、翌日にはまた夕方以降に中嶋さんがガイドをして下さることになっていました。楽しみでならなかったのですが、昼間は1人なので浄土ヶ浜での手漕ぎボートで大物ダービーにチャレンジすることにしました。これまで何度かチャレンジしてきた浄土ヶ浜のボートフィッシングですが自分は思うような結果が出せず苦戦していました。さて、今年は・・・
(つづく)
